m's diary

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倚松庵

2010-11-14 | 建築巡り・街歩き【兵庫】



今月の建築巡り講座は旧灘中学校(現灘高等学校・灘中学校)と倚松庵へ訪れた。
灘高の方はブログへは控えることとなったので、後に行った倚松庵で撮った写真を載せてみた。





倚松庵は谷崎潤一郎が昭和11年11月から18年11月まで、関西移住の中では一番長く住んでいた家だそうで
小説「細雪」はこの家での出来事をほぼ忠実にたどったものだという。





外観と内部の大部分は和風の造りだが、一階には食堂と応接間とが二間続きになった洋間がある。
この日はここで講演会があり、仕切り扉が取り払われ、パイプいすが隙間なく並べられていて写真がやや撮りずらかった・・





洋間の照明は当時使われていたものの復元で、間接照明となっている。
陰翳礼讃でも説かれていた、ほの暗い灯りや闇や陰を礼賛する美学の影響が見られる。





暖炉跡。





洋間の扉に入れられていたシンプルなステンドグラス。





洋風のレトロな蓄音機も。





階段手摺の細工も手が込んでいた。





二階の八畳間の和室





各部屋ごとに小説で使われた一節が添えられてるので細雪をじっくり読んでから伺えばもっと臨場感を感じながら見学できたかも。





お庭から見た倚松庵。





裏門。

コメント (4)
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