![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/9e/aa29c5d384f3cee7b9c31c28ae2fa450.jpg)
日本庭園で紅葉を見た後、みんぱくへやって来た。
まずは特別展の「エル・アナツイのアフリカ」を見ることに。
黄金色に輝く巨大なタペストリーがぶら下がる展示会場。
このタペストリーはなんと・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/30/fcca55ede0c78fc7b185aff103ae802e.jpg)
布ではなくアルミのビールやリカーの蓋を銅線でつなぎ合わせたもので出来ているのだ。
ガーナ生まれでナイジェリア在住の彫刻家エル・アナツイは、
近年、廃品であるアルミのふたやシールなどを使ってスケールの大きな織物を織りあげることで
知られる世界的に今最も注目を浴びているアーティストなのだそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/ed/014348b0c7b869b69243fcd131c17bf2.jpg)
遠目で見るとアルミとは思えないような優雅でやわらかい布のような質感を感じることができる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/69/0663cf2968c5e877ad115a6ad1211146.jpg)
廃品がこんな高貴な雰囲気の織物に生まれ変わるとは~驚き・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/97/2ab2da99fa49a9509c67e9eb208a41dd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/30/4c8573a63dbb5f482d6b94948804992f.jpg)
これらの作品はアナツイの工房にいる総勢20人ほどの助手の手により、パーツが作られているのだそう。
彼らは好きな時間に工房へやってきて好きな時間までそれぞれ役割分担された固定の
作業を行うという。
助手たちにとってはアートを作り上げるという意識はなく、淡々と自分の手作業をこなすだけなのだそうで、それらのパーツをエル・アナツイが繋げ一つの芸術作品に仕上げる。
廃品にさまざまな人の手が加わると、こんな美しい作品に生まれ変わるというのが
不思議でもありとてもおもしろかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/79/88db3a35caabff93a31447ab9c339a95.jpg)
くしゃっと寄るしわや端の方からべらっとはがれるような感じが布を思わせる。
彩りも美しい作品。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/ad/7c4f0263e6a45c1943834c12f48908cb.jpg)
こちらは寄って見ると、こんなビール瓶のふたの部分が繋がってた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/b0/a634d37289deea415590ef58e919c048.jpg)
これは日本の「富士山」をイメージして作ったというインスタレーション。
この作品はこの会場で作り上げたものなので、巡回する別会場ではまた違った形になるかもしれないという。
トマト缶のふたくらいの大きさのものが繋がり合って形作られていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/a1/affae30f1cb63512f6b5555bb3cf83e4.jpg)
作品だけでなくプロセスや作品の背景などの展示もあり・・
廃品を使ったこんな小物もかわいかった。
コカコーラの缶を使ったトランクや子どものおもちゃなど。