
3/14、大福書林さんから「メトロリスボン」を出版させていただくことになりました。
一昨年に訪れたポルトガル。
衝撃を受けた地下鉄のタイルアートを中心に、タイル視点で歩いたリスボンやシントラ、ポルトの街のタイルスポット(王宮のイスラムタイルに始まり、町並みを彩る民家のタイルまで)などもふんだんに盛り込みました。
建築、美術、タイル好きの方にはきっと響いて頂ける「眺める旅の本」となっています。
どうぞよろしくお願いします。
ちょうど一年前、大福書林さんから本制作のお話を頂いた時は、驚きと共に半信半疑な気持ちで、コロナ禍の中、メール等で連絡を取り合い本作りが始まりました。
思うような資料がない中、公式サイトなどを頼りにポルトガル語をひとつひとつ読み、アートに込められた意味などを紐解いていく作業は、再びリスボンの地下鉄を旅するような感覚で、とても楽しいものでした。
これほどまでに公共の空間が豊かに彩られている世界があるなんて・・ぜひ多くの人に知ってもらいたい。という気持ちで、制作しました。


旅行後当初は本にしていただけるなんて思ってもおらず、ブログを作成した後、誤って元データを消去してしまった写真があったり、ややピントが甘かったものなど、現地在住のカメラマンの稲村さんには、いくつかの写真を追加撮影して頂きました。友人のこけし山田さんには、私が見逃した可愛い駅の写真を一ヵ所ご提供頂きました。
現地に工房を持たれている京都のアズレージョ専門店、アズレージョ・ピコさんには、アズレージョの歴史、制作過程をご寄稿頂け、更に内容も充実。
カッコよく、素敵な本に仕上げて頂いたデザイナーの中島さん、印刷業者さん、、そして何より本作りは初めての私を手取り足取り、細やかにご指導頂き、完成まで導いてくださった編集者の瀧さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。一冊の本ができるまでには様々な行程があり、多くの人の力が加わっているということを実感しました。
そんな本作りに参加できたことは、私にとってとても貴重ですばらしい体験でした。
自分史上一二を争う渾身の?!タイルの旅がこうして、ブログだけでなく紙の本として残ることにもとても幸せを感じます。
ぜひお手に取って頂けると幸いです。
こちらから予約受付中です。↓
よろしくお願いします。
大福書林通販 https://daifukushorin.stores.jp(大福ペーパーつき)


なお本の発売に当たり、京都のレティシア書房さんにて、メトロリスボン刊行記念写真展が開催されます。
シリーズ第一弾のタシケント編も併せて「リスボンとタシケント」の
写真をお楽しみください。
3/17(水)~28日(日)13:00~19:00(月・火曜休)
atレティシア書房
(地下鉄烏丸御池駅①番出口から徒歩5分)
この後、又別口でもご案内させて頂きますが
3/30(火)~4/4日(日) 11:00~18:00
atギャラリーちいさいおうち
(阪急烏丸駅、地下鉄四条駅まる26番出口徒歩1分)
こちらでもグループ展示になりますが、初めての自作タイルアート十数点の展示&上記のポルトガルの写真展示も行います。
よろしければおいで頂けるとうれしいです。
こちらは毎日13:00~18:00在廊を予定してます。