
久々の「京都を歩く会」。今回は歴女の友人がここ数年はまってる京都旅屋の吉村晋弥さんのツアーに度々参加してるご縁から、グループ4人でガイドさん貸切?ツアーの企画をしてくれた。

この季節なので、やはり紫陽花を見たいということで、紫陽花で有名な
宇治の三室戸寺をリクエスト。
まずは気象予報士の資格も持っておられるというガイドの吉村晋弥さんの
この日の天気の予想から。
どうやら雨模様みたい・・自称晴れ女のはずなのに?!
と思ったが、紫陽花は晴れの日は元気がないらしく、雨の方がイキイキしてるのだそうで、紫陽花を見るために雨になったのか~と納得。

たしかに雨に濡れた紫陽花は、瑞々しく美しい。

参道に咲く紫陽花。
紫陽花寺と言われる三室戸寺では紫陽花が2万株、種類は50種類もあるそう。

渦紫陽花というガクがくるんと丸まった紫陽花。

こちらのガクはぎざぎざ。
同じ色合いでも雰囲気が全く違う。

境内は広大で、
紫陽花園へ行く前にまずは階段を上がって本堂へ。

階段を上り切った所には鉢植えの蓮がたくさん並んでる。
その向こうが本堂。
御本尊は秘仏の千手観音であるが二臂(手が2本)の仏像で、
飛鳥時代のものといわれているそう。
実物はガラスの反射で見にくいとのことで、ネットの写真を見せて頂けた。

紫陽花の花手水も。

大きな蓮の葉に雨水が溜まる。

この蓮の葉の撥水性を応用して、ヨーグルトがくっつかないヨーグルトの蓋が開発されたのだという。
ガイドには所々に雑学も混じる。

萩の葉も同じく撥水性があるそうで、細かい雨粒がキラキラしてきれいだった。

そして紫陽花園へ。
さすがに2万株というだけあって、山の斜面は紫陽花の海。

青、紫、ピンク・・色とりどりの紫陽花が咲き誇る。

どの紫陽花も雨に打たれて生き生きしてる。

ハート型の紫陽花も発見。



真っピンクの紫陽花は、雨に濡れて特に鮮やか。




もこもこしたアナベル?が満開。

紫陽花園を堪能した後は、宇治上神社へ向かった。

道中、発見したタイル。
雨に濡れて一層色合いが鮮やか。
ブルーの濃淡が美しい。

家の壁面に広範囲に貼られてた。

門柱や玄関周りに貼られてたキラキラと結晶釉がきれいなタイル。

こちらはちょっと大きめのモザイクタイル。
伊羅保のような風合い。

そして宇治上神社へやって来た。
日本最古の神社で世界遺産になっているというのに一見地味目。
しかし、こちらの拝殿は1215年の鎌倉時代に造られたもので、日本で現存最古とされる寝殿造風の建物なのだそう。
寝殿造の建物って、絵巻物?なんかでしか見たことなかったけど、
実際に残ってたんだなあ。

屋根の先は縋破風(すがるはふ)というもの。
屋根の軒先が折れて、その先に更に延びている優雅な形。

拝殿の奥には本殿が。
本殿は現存する日本最古の神社建築で1060年に建てられたものだそう。

宇治上神社内にある湧水。
宇治七名水のひとつで唯一現存する「桐原水」

この後、宇治橋まで歩いて、ツアーは終了。
雨降りならではの景色が見れたし、ガイドをして頂いたおかげで、
他にもいろいろと、本来なら素通りするところを立ち止まって、いろいろと知ることができ、充実のツアーだった。
この後はランチ&後半へ続く。