網干百年祭に、久しぶりに網干へやってきた。
旧網干銀行が洋品店だった頃に訪れて以来で、リノベーション後の姿も見たく再訪。
建物は大正11年に旧網干銀行本店として建てられ、昭和45年からはタケダ婦人服飾店として営業されていたが、平成28年に閉業。
その後リノベーションされ、令和元年からレストラン旧網干銀行湊倶楽部として営業中。
この日は、レストランはやっておらず、内部を自由に見学することができた。
洋品店時代は1階に天井があったが、取り払われて吹き抜けに。
1階にも2階にも縦長窓が並び、明るい店内。
1階には金庫室が残されている。
階段の手すりなどはそのままのよう。
上り口にあった装飾。
階段の上には天窓があり、洋品店時代に見た時には、透明なものだったが、
ステンドグラスが新たに入れられ、レストランらしい華やかな雰囲気になっていた。
吹き抜け部分の2階の天井装飾。
新しいもののようだけど、鈴なりにたくさんついた照明が可愛い。
吹き抜け周りに巡らされる回廊。
2階にも小さな金庫があった。
2階の部屋は一部既存の壁がはがされ、中の煉瓦がむき出しになっていて、
よい風合いの壁が作り出されていた。
アンティークの家具とも雰囲気がぴったり。
今回はレストランは営業してなかったが、また機会あればランチしてみたい。
商店街にたしかボロボロのアーケードがあったのは
この通りだったか?!
さすがに撤去されてた。
タイル貼りとテラコッタの残る建物。
ファサードの装飾が豪華な看板建築、「電気のカナイ」。
以前は時計店だったよう。
電気のカナイは創業110周年だそう。
商店街があった当時の写真が店頭に飾られていた。
廃喫茶店らしき店舗。
古民家カフェ集い場TAO。
前回来た時は、ここでお茶した。
お隣は元病院だったそうで、前回中を見学させて頂いた。
TAOの並びに、子供たちの遊び場?だったか、
古民家を使用した施設があって、そちらも中を見せて頂けた。
図書室のように本も並んでいて、
こんな素敵な古民家で放課後の時間を過ごせたらいいなあ。
大きなテーブル、天井には太い梁が通る。
箱階段もあった。
「あぶないので階段に上がらないよう」にとの張り紙も。
奥には広い土間もあった。
元カメラ店の建物。
こちらでも古い写真の展示がされてた。
今後、カフェも考えておられるとのこと。
「ご自由にお持ち帰り下さい」
興味あったけど、なんか怖いのでやめた。
食堂ことぶき。
よさそう~食事してなかったら入ってたなあ。
可愛い窓とタイル。
型板ガラスの模様が1枚ずつ違ってる。
窓下の腰壁にもタイルが貼られてた。
2階が銅板貼りの家。
銅板は鱗状のデザイン
大きな丸窓が三つもあった美容室。
近くにあった理容きくやは、タイルとガラスブロック貼りの建物で、
腰壁にはマーブルタイルも。
たっぷり貼られたマーブルタイルに萌える。
民家の玄関周りには、立体感のあるレリーフタイル。
こんなパターンも。
こちらは廃店舗のウィンドウ下に貼られてた飴釉モザイクタイル。
渋い取り合わせのタイルが貼られた玄関。
黒っぽいタイルにグリーンのタイルがいい感じに混じり合う。
蔦が絡まる網干商工会の建物。
ポーチ柱のモザイクタイル
内部もいつか見たいなあ。
2階が亀甲模様の銅板貼りの家。
山本家住宅もこの日は公開していたので、再訪。
こちらの水井家住宅の公開について尋ねてみると、
来年から一般公開されるとのこと。
楽しみにしたい。
お昼は、近くを通りかかったこちらの「喫茶シン」にて。
ランチはいろいろ充実してるようだった。
ゆったりとした広めの店内。
えびフライ定食を注文。
リーズナブルで美味しかった~