熱海に泊まった夜、もう一つタイルチェックポイントである山田温泉へも訪れた。
宿の龍宮閣から山田湯までは徒歩20分。
ウォーキングがてら歩いて行ったのだけど、近くまで来ると真っ暗で
道に迷い、電話で尋ねてようやく見つけた。
外観はシンプルな造りで、女湯と男湯に分かれた入口。
閉店近い時間に行ったので、最後出る時間には一人になって、許可を得て撮影。
女風呂はピンクのタイルに囲まれ、風車や赤い屋根の家が並ぶ外国の風景
のようなモザイク画が壁面に描かれている。
ブルーのモザイクタイルにえんじ色のモザイクの縁の浴槽。
意外に小ぶりな浴槽だけど、最後は何人かのお客さんで賑わっていた。
近くに検番があって、芸者のお客が多いのだと、元芸者のお客さんが話しかけてくれた。同じ熱海でも場所によってお湯の肌触りが全然違うそうで、
ここのお湯を気に入っておられるようだった。
男湯の方も見せて頂けた。
男湯はブルーのタイルが基調で、浴槽は紺色のモザイクの縁取り、
富士山や水車小屋が描かれた、女湯とはまた違った和風のモザイクタイル画
道中出会ったタイルたち。
布目地に紺色のタイル
この織部釉のタイルも雰囲気があるなあ。
クリンカータイルの見本帖のような玄関ポーチ
このタイルも細かい布目地が入ったタイル。
縁が少し丸みを帯びていてやわらかい印象。
翌朝は、町歩き途中にモーニングへ。
熱海銀座商店街にあったパインツリーへやって来た。
入口周りはグリーン系のタイルでまとめられていて、木製の装飾とマッチ。
壁面に貼られたタイル。
床のタイルは同系色だけど、壁とはまた違うもの。
隣接するおもちゃ屋さんのタイル。
パインツリーって、なんとなくパイナップルをイメージしてたけど、
そうか、松だった・・ショーウィンドウの松のマーク見て気づいた。
店内は一人もお客さんはおられなかったが・・
店内は食べ物以外撮影禁止とのこと。
熱海には他にも行きたい純喫茶がたくさんあったけど、結局
行けたのはここだけだった。
ロッカーみたいなみかんの自動販売機。
これから熱海の町歩きへ続く・・