マラッカ町歩きの続き・・
午前中の町歩き途中に窓からちょろっと見えたマジョリカタイルのあるお宅へ。
実はこの日、訪ねるのは三度目;
三度目の正直?で呼び掛けてみたら、なんと家の方がおられた。
しかも、タイルを見せて欲しい、との私たちの不審な?申し出にいいですよ!と快く招き入れて頂けたのだ。
有難いなあ~
玄関入ってすぐの間は凝った透かし彫りのスクリーンのある応接室。
私たちの目にちらりと入ったのはそのスクリーンの開口部の奥にあったマジョリカタイルだった。
これこれ~!
次の間の間仕切り的な壁面にびっしりと貼られたマジョリカタイルは、
イギリス製らしい銅板転写タイルの縁取りの中に、日本でもよく見かけるグリーンのマジョリカタイルや、
コーナーに入れられた花のマジョリカタイル、その隙間を違ったデザインの銅板転写タイルで埋めた絶妙な配置のタイル壁。
積み上げられていた荷物が壁面を半分ほど隠してしまっていたが、個人の邸宅内ではこのボリュームのマジョリカタイルを
観たのは最初で最後じゃないかなあ。
超感激した。
床の象嵌タイルも素敵で、
部屋毎に違うタイルが敷かれていた。
マジョリカタイルお宅訪問作戦は、これで最後の手持ちのお土産を渡し終え、
有終の美を飾ることができたのだった。
やはり、マジョリカタイルは玄関周りなどの外壁だけでなく、個人の邸宅内の応接間部分の壁面だったり、
階段下だったり、パーテーションだったりと部分使いで存在している、ということが分かった。
私たちの怪しい申し出を受け入れて見せて頂いた心あたたかい皆さんに感謝です!
更に街歩きは続き、その後、カフェと思しきお店を見せて頂いた。
こちらのカフェもプラナカンの邸宅を改装したカフェで天井の高い広々とした空間に、
その先には天井から光が取り込まれる中庭を望むことができる
素敵なリノベカフェだった。
柱頭にこんな獅子の顔の貼り付いたもの
こっちも獅子だけど、口になにか咥えてるなあ。
書の看板や印鑑などを扱うお店があった。
作業場や作品を見せていただけることに。
これは作りかけの作品のようだ。
一つ一つの文字を手彫りで彫っていく過程が見られる。
隣接してギャラリーがあり、完成作品などが展示されていた。
筆の跡のように細かく彫り込む技がすごいなあ。
文字だけでなく、こういうレリーフ状の飾りもあった。
その後、こちらも午前中に目をつけてたレストラン、ワイルドコリアンダーへ、早めの夕食にやって来た。
朝、見つけた時、門越しに、玄関周りにマジョリカタイルが見れて、
これは中もすごいに違いないと、又開店してから来ようと思ってた。
三つのザクロをデザインしたタイル。
お店へ入ると
壁には床からの立ち上がりにマジョリカタイルがびっしりと一列に貼り巡らされていた。
牡丹の花かな?やや中華風のデザインのタイル。
壁にはブリキのかわいい花の絵皿がディスプレイされてる。
吹き抜けの大空間。
緑がいっぱい。
骨付きラム肉はほろほろと肉が崩れるくらいやわらく、癖もなく美味。
サモサ
焼きナスのカレー風
このピリ辛のソースと、とろとろに焼かれたナスが絶品。
ほんと、今回は当たりのお店ばかりで、最後の晩餐もいいお店で締めくくれてよかった。
そしてちょうどこの日は毎週金曜に行われてるジョンカーストリートの夜市の日。
ジョンカーストリートは歩行者天国になって、道端にはぎっしり屋台が並んでた。
ニョニャスィーツのニョニャクエを売るお店。
カラフルでそそられるなあ~
でもさすがに食べたばかりでおなかいっぱい・・
しかし、このグラムラカの入ったココナッツをまぶした餅、オンデオンデを購入。
マンゴージュースの上に、カットマンゴーが乗ったスペシャルなドリンク。
ジュースも果肉も一度に味わえるなんて贅沢だなあ~
カラフルな点心も。
ジャックフルーツの袋詰め。
串焼きも美味しそう~
サトウキビジュース屋台。
ドライハーブを売るお店。
地元の人たちの歌謡ショー?!のようなものも開催されてた。
かわいい~子供が喜びそうなキャラクター饅頭
裏手に通りに入ったら、こんな海鮮の屋台も出ていた。
そして最も驚いたのはこのスイカジュース。
スイカを丸ごと抱えて飲んでる人がいたので、どうやって吸ってるのか?
不思議だったけど、なんとハンドミキサーをスイカの中に突っ込んで、中の果肉を粉砕し、ジュースにしてるようだった;
斬新すぎる・・
これはストーンアイス。
冷たい石の上でアイスをこねて、くるくるとロール状にして仕上げてた。
ココナッツジュースも進化してて、天辺の外側の皮がむかれ、ぷるぷるとした食べれる実が
むき出しになった魅惑的なものに。
屋台をひやかしながら歩き回り、マラッカ最後の夜を楽しんだのだった。