
3日目の夜、ペーチからブダペストへ戻り、日が暮れてからは地下鉄巡りへ。
まずは4号線のゲッレールト温泉駅へやって来た。
ホームへ降り立つと、モザイクタイルの渦に包みこまれる。

黒いモザイク帯と多色モザイク帯とがストライプ状になり、壁から天井へかけて渦を巻くように貼られている。

近寄ってみると、ランダムに貼られたモザイクタイルに見えるのだが、、


少し離れるとこの通り

柱の側面は、黒いモザイクタイルをベースに、カラフルモザイクが散りばめられている。

そして角は、ステンレスの金具で覆われていて、とてもシャープな印象。

いまだかつて、これほどまで贅沢にモザイクタイルが使われた空間を見たことがあっただろうか?!

天井を見上げると、モザイクタイルの渦に吸い込まれそう。

今まで日本で見てきたモザイクタイル使いとはまた一味違って、
モザイクタイルでこんな風な表現することができるんだ?!
と、衝撃を受けた。

そして、空間全てがおしゃれ。
椅子や時計、消火栓の位置も全て計算済みなんだろうなと思わせられるこの配置。

椅子の形状も面白かった。

エスカレーターで、改札階へ上がる。
ブダペストの地下鉄も、かなり深くて、エスカレーターは急で長い。

上を見上げると、コンクリートの梁が大胆に通っている。

照明もとてもシンプル。

梁に沿うように照明も交差。

そして壁面を覆うのが、モザイクタイルとはうって変わって金属板の銅板?

元々、錆びた感じを演出しているのか?
渋い金属板がいい感じ。


Moricz Zsigmond korter駅は、ホームに降りると、カラフルな色彩に囲まれていた。

赤、青、黄色、緑、白、紫と色のパネルが賑やか。


改札階へ上がるエスカレーター。
コンクリートの梁が通り、その中に青いライトが仕組まれているようで、
間接照明の光が浮かびあがっている。


改札階へ上がると、オレンジ色のモザイクタイル円柱が何本も立っていた。

オレンジのモザイクタイルは、三段階くらい濃淡のバリエーションがあった。

Ujbuda-kozpont駅、こちらの駅も個性的。

コンクリート打ちっ放しのシンプルな壁面に、天井を見上げると、
独特なテクスチャーの金属板?が貼り巡らされている。

アルミを丸めてシワシワにして、広げたような雰囲気の素材。
所々に当たったライトにより、玉虫色の輝きが見られる。
まるでエオシン釉のように。

コンクリートの梁は、照明と一体化していて、
天井を引き立てるかのようなシンプル空間が広がる。

ホーム突き当りの壁面にはガラスが入れられていて、
気泡のようなものも入り混じり、水中の雰囲気。

エスカレーターには、鋲で止められた透明のガラス。

少し青みがかかった透明のガラスがきれい。


改札階を出ると、大理石の柱に、天井には規則正しく照明が並び、

照明と照明の間には、貝の絵がプリントされてた。
シワシワの天井も、海辺をイメージしていたのだろうか?!

Bikas park駅。
駅のサインボード兼ベンチにはブルーの透明のアクリル板に
細かく絵が描き込まれてる。

緑のも。


ホームに吊るされたライトが並ぶ様子は、なんだか厳かな雰囲気で、、
地下鉄のホームだというのを忘れそう。



そしてエスカレーターへと誘われる。

エスカレーターを上っていくと

上を見上げると、ガラス貼りの楕円形の天窓が。

宇宙船に吸い込まれるような。




こちらは、終点のKelenfoldi palyaudvar駅の改札階。

階段を上がると、円形のこんな照明が現れる。

上からぼわっと青い間接照明も。

ブダペストの地下鉄、これにてほぼ網羅することができて、満足。
タイルが使用された駅ばかりではなかったが、さまざまな素材を用いて、
デザインされた駅を見るのは楽しく、照明もシンプルなものを、並べ方や、
用い方の工夫でインパクトのあるものにデザインしていたり、
ブダペストのセンスの良さを感じた地下鉄巡りだった。