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ベルギー&フィンランドの旅2024【ブリュッセルのタイル&建築巡り】

2024-07-21 | ベルギー&フィンランドのタイルと建築の旅2024
ベルギー三日目の朝、この日は午後から、旅行前に知り合ったベルギー人のご夫妻に、ヘミクセムのタイル博物館へ連れていって頂けるお約束をしていた。
午後1時に宿まで、車で迎えに来て下さることになっていたので、
それまでブリュッセルの町を歩くことに。


1928年、オルタ設計のアート関連施設、BOZAR。
アール・デコ様式の建物で、地下には、コンサートホールや展示スペースなどが設けられている。


ブリュッセル中央駅へ行く時は、いつもここを通り抜けていた、ショッピングモールのギャラリーラーヴェンシュタイン。
1958年に建てられた建物で、ガラスブロックのドーム天井から光が差し込む。


ドームを支えるいくつもの円柱にはガラスモザイクが一面に貼られている。


アールを描く美しい階段のコーナー。


床一面もモザイクタイル。柱のガラスモザイクと同じやわらかなブルーの色調だけど、
こちらは床面なので色土のモザイクタイルのよう。



壁面に入れられたモザイク装飾。


駅への地下通路にもモザイクタイルが貼られてた。
所々に金物の滑り止めのようなものが入ってる。


陶製のドアノブ。
扉に付く格子にもドアノブを小さくしたような陶製の飾りがついてる!





1階部分に花模様のタイルが貼られた家。


新しそうだけど、こういうのは、今まであまり見かけなかった。



1904年に建てられた建築家ミシェル・マイヤーズの邸宅。
1階にはムーア様式から影響受けた馬蹄形のアーチ、2階にはボウウィンドウ、3階には更に大きな円形の窓がついている。
元々はスグラフィトも描かれていたようだけど、壁面が新しくなってるようだった。


コーナー部分にタイルが貼られてた建物。
下部がモザイクタイル貼り、上部はスクエアの白、黒のタイルが貼られていた。


緑に覆われた扉。





丸に十字のドアハンドル。


こちらは、船の舵のような形をしてるドアノブ。


扉には、カラフルな模様の入ったガラス、
豪華な持ち送りの上にはバルコニー


こちらのグリーンのドア、
よく見ると中の型板ガラスがかなり面白いデザイン。


昭和の型板ガラスのように渦巻文様が細かく入っている。


陶製ドアノブのスクエアバージョン見つけた。


オレンジが効いていていいな~
型板ガラスともマッチしてる。


1900年にギュスターヴ・ストローヴァンにより建てられたヴァン・ダイク邸。

ファサードを見上げる。
各階につくバルコニー、そのフェンスは独特なうねりを描く。





バルコニーから飛び出すように付けられていたアイアンの植木鉢置きが三つ。


扉や扉上部のアイアンのデザインもすごいなあ。
思わずラインをなぞってみたくなる。
実際にたまになぞってみているが・・
どうしたら、こんな曲線を思いつくんだろうか?と


郵便受け兼ドアハンドル。


47番地に使われていた水色がきれいなタイル。


周囲に細かなモザイクタイルが施されていた扉。





この面格子も華麗。
内側にはステンドグラスも入ってた。





1897年に建てられたヴィラ・ジェルメーヌ。



赤レンガに黄色の煉瓦で模様が入れられ、3階部分には黄色と緑のレリーフタイルが貼り巡らされている華やかな外観。


煉瓦と煉瓦の間にもさりげなくマジョリカタイルが組み込まれている。



鮮やかな色合いのゆりのような花が描かれたマジョリカタイル。


3階部分は、緑のレリーフタイルと黄色のタイルとの市松模様。




カメラで拡大してみると、こんな可愛いお花のタイルも貼られてた。


こんなタイルも。
思いがけず、多種類のタイルが貼られたお家に出会えてうれしかった。



1898年、ヴィクトール・オルタ設計により建てられた邸宅。ファン・エートフェルデ邸。
外観は、シンプルに見えるが、内部にはガラスの天窓のある円形ホールなどがあるみたい・・


2度増築されていて、1901年には、左手の棟を、更に右手の棟が増築された。




シンプルながら、アール・ヌーヴォーの曲線を描くドアノブ。


トンボのような装飾が施された増築部分の窓。




石に囲まれた玄関扉。


1903年に、ギュスターヴ・ストローヴァンにより建てられたサン・シル邸。
4mという狭い間口に4階建て、装飾が濃密すぎる建物。


4階は、円形の開口部のあるバルコニー、屋上には、フェンスから避雷針の先まで細かくデザインされている。


2階のバルコニー周りの濃厚なアイアンワーク。
外壁は白地に赤いラインの煉瓦が入っていて、それも華やか。


玄関までアプローチの階段。
階段の手すりから、


門に至るまで、アイアンがうねりにうねっている。





扉の上部にステンドグラスが入っている邸宅はよく見かけるが、
こちらは、ステンドグラスが2段にわたり入ってた豪華版。


扉の装飾も次から次へと違ったものに遭遇。
これもおもしろいな。




ドアノブにつくおじさんの顔。

赤い煉瓦のアクセントと鮮やかな緑の窓枠や扉




半地下の窓の面格子も緑。


3階のたまご型の窓が可愛い




スペインタイルのような番地表示。























1903年、ヴィクトール・オルタ設計により建築された彫刻家ピエール・ブレッケの邸宅兼アトリエ。


玄関と、大きな扉の方は車庫。


車庫のドアノブ。
アール・ヌーヴォーの独特な形状で、ポストと一体型に。


玄関のドアノブ。



番地表示板もオリジナリティあるデザイン。

赤と白の煉瓦にグリーンの窓枠が華やかな建物。



2階には、ステンドグラスも。




サン・ジョス・タン・ノードのあたりの住宅街の邸宅巡りをした後は、
前日に見つけた区役所の内部を見学するために向かった。


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