m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

ベルギー&フィンランドの旅2024【蚤の市&エスポー現代美術館他】

2024-12-09 | ベルギー&フィンランドのタイルと建築の旅2024
実は、まだ6月のベルギー&フィンランド旅編が終わってなかった・・
今年中にはなんとか終わらせなくては!

フィンランド3日目。
朝ごはんは、このポテトがベースのパンが、食感がモチモチして気に入り、塩気のないモッツァレラチーズと合わせて毎日食べていた。このパンが気に入って、その後あちこちのスーパーで探したけど、同じようなものは見つかるけど、じゃがいもベースのこのモチモチ食感のものは結局見つけることができなかった。



成分表示をGoogle翻訳で。



午前中は、まだ歩いてない道を歩き、建物巡りを。



おもしろい装飾が貼り付いてる建物発見。



これは何だろう?
フクロウのような?植物文様と一体化したフィンランド風グロテスク装飾だろうか?!


人型のレリーフもいくつか貼り付いてた。


こちらは、斧を持った人。


動物文様も。


こちらはリスかな?!


グリーンがかった壁面の色が渋いアパート。




渦巻文様のレリーフが3階にも、








建物に高確率で取り入れられている渦巻文様。
果たしてどんな意味が?!






向かい合う獅子のレリーフ。









窓の下のレリーフ、こちらはよく見ると魚。



通りがかりにチラリとタイルが目に入ったお店。


開店前の準備中のようだったが中を見せて頂けた。
トルコ料理のお店のよう。


内装がトルコ風に統一されていて素敵。


一列に並ぶシャンデリアのデザインもいいな。


タイル貼りの壁面もあれば、イスラム風デザインのクロス貼りの壁も。




床の一部にはモザイクタイルも貼られてた。



思いがず通りがかったお店でタイルを見つけてHAPPY。


そしてやって来た市場。




扉の模様が独特。


市場と言っても中はこぎれいに。飲食店が連なっていて、
半分ほどは閉まっていた。






まだオープン前のお店の壁面に子供たちや動物、風景などが描かれたデルフトタイルも発見。






ポルトガルっぽい色合いのタイルたち。


市場の前の広場では、ちょうど蚤の市が行われていたのでちょっと覗いていくことに。


ガラス食器や陶器の類も多い。


買い物するつもりはなかったので、ひやかしで覗いていたが


とある陶製食器を扱ってるお店で



クマの親子発見。


コグマが三匹いて、それぞれポーズが違っていてかわいい~~


特にこのやんちゃなクマが気に入った。
動きや表情、釉薬のかかり具合もいいな~と、おじさんとやり取りしてるうちに欲しくなって、お値段交渉。
ロイヤルコペンハーゲンのクヌート・キーンという作家のもので、1940年代に造られたもののよう。
ちょうど私は、自作のタイルマグネットを持っていたので、
そのタイルマグネットと引き換えにと値切り、
10ユーロの値引きをしてもらうという荒業を成し遂げることができた。


その後、エスポー現代美術館へ向かう。
最寄りのタピオラ駅で降りると、ドット模様の通路。



タピオラ駅から歩くこと十数分エスポー現代美術館へやってきた。
1960年代に建てられた元印刷所の建物をリノベーションし、2006年に開館。
その中のタピオ・ヴィルカラ、ルート・ブリュック財団のコレクションを目当てにやってきた。


エントランスホール。


コンクリート打ち放しの壁面に陶芸作品やガラス作品がかかる。


カイピアイネンの絵皿がかわいい。
無機質なコンクリート壁に映える。


自由な形もいいなあ。







ルート・ブリュックの陶ピースの作品。


こちらのフランチェスカ・リンドの作品も繊細で色合いが好み。




カイ・フランクのガラス
背後から光が入るときれいだな。
複雑な色味も素敵。





アルヴァ・アアルトのベイス


様々なアーティストのプレート。
釉薬の表情が面白い。


青から緑の窯変が美しいシリーズ。


こちらは、細かい六角形の立体的なピースが集まった作品。
ひとつひとつに模様がプリントされていて、色のグラデーションもきれいだった。


2階の会場へ。



2階の一部は、倉庫兼展示室となっていて、タピオ・ヴィルカラとルート・ブリュックのコレクションが超充実。


ここからルート・ブリュックのオンパレード。


描き落としの繊細な絵皿もいいな。



やさしい雰囲気の器類もたくさん




ルート・ブリュックの作品の中でも最もタイルっぽい?シリーズ。
パッチワークのような素朴さ、可愛さもあって好き。




建物を描いた陶板も好き






透明感のある美しいライトブルー。
























あのタイル風の作品が、サイコロ状になったり、灰皿状になったり・・


黒い陶ピースで表された「木」




長女であるマリア・ヴィルカラによる作品も。
淡い色彩でまとめられていた。














その他、ゆったりした展示室には、現代アートの展示も充実。





特に気になったのは廃材アート。


カラフルな大小のタッパウェアを重ねた彩りの美しい作品に惹かれた。


みっしりと重ねられたタッパウェア。
円形だけでない、ギザギザしたものも、深め、浅め、様々なものが混じり、その凹凸感も面白い。
日本には、こんなカラフルなタッパはないけど、こちらのタッパは、こんなに色彩豊かなんだろうか~?!それにも驚く。


こちらもカーペットだったか?各家庭で、もういらなくなったリサイクルの敷物を集め、重ねていくことで、それが層になり、カラフルで素敵な断面が現れるという現在進行形のアートのよう。
たしかに断面が複雑な色合いでとても美しい。


こちらも建築資材だったか?ネット状の廃材



こちらは錆びた銅板が素材


一つの役目を終えて、本来捨てられてしまうものが、アートとして生まれ変わる。
そのリサイクル精神や、物への視点の変換が楽しいな。






アート以外も、館内で使用されている家具やインテリアもおしゃれ。


1階のカフェのテーブルとイス。



1階カフェ。


エスポー現代美術館、思ったより見応えがあって、なによりルート・ブリュック作品の充実がすばらしくて満足した。

続く・・
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