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ベルギー&フィンランドの旅2024【デザインミュージアム&ナショナルロマンティシズム建築巡り他】

2024-09-27 | ベルギー&フィンランドのタイルと建築の旅2024

ヘルシンキ二日目の午後、ランチの後やってきたのは、デザインミュージアム。
建物は、1895年にスウェーデンの学校の校舎として建てられたもの。






内部はほぼ改装されているようだったが、階段手摺のデザインも素敵な階段ホール。





2階の常設展示では、アルヴァ・アアルトのチェアなどが常設展示されていた。
1938年にデザインされたチェア65。



アルヴァ・アアルトのラウンジチェア。


緑青のふいた銅板。
ヘルシンキでは、緑青のふいた銅板が使われた建物をいくつかみることができた。
銅は美しさと耐久性、使用のしやすさなどの長所を兼ね備えた素材とのこと


杉江製陶所のタイル見本を彷彿とさせるきれいな結晶タイルがあるな、と思ったら、
1920年に改装されたスイミングプールに使われていたというタイルらしい。


こちらもそのプールに使用されていたタイル。


地下には、アラビア製陶所の陶磁器類などの展示も。


アラビア製陶所の色見本。


イギリス製のタイルに、ウズベキスタンのタイル。
フィンランドで、かつて暖炉に貼られていたタイルのよう。


イギリス製の磁器製ボール


鋼リングを溶接でつなぎ合わせて作られた椅子。


そして1階には、ルート・ブリュックの作品もいくつかあった。
こちらは、鳥のモチーフの背景がタイルを並べたようなデザインで興味深い。
1954年のミラノトリエンナーレで名誉賞を受賞したものだそう。
その後イタリアに売却され、こちらにあるのは複製のよう。


ルートブリュックのプレート。


ルート・ブリュックの真っ白なタイルが美しい作品。
他にもいくつかあったが、展示数は少なく、少し遠いが最終日に訪ねたエスポー現代美術館の方がルート・ブリュック他、展示が充実していた。


カイ・フランクによるカラフルなグラス。


デザイン美術館のそばにあった聖ヨハネス教会に立ち寄る。


1891年にネオ・ゴシック様式で建てられた教会。
外観は煉瓦と花崗岩が使用され、二つの尖塔が存在感あった。








アーチが連なる内部も美しい。
ちょうど結婚式のリハーサル?が行われていたようで、少しだけ見せて頂く。




更に町歩きを続行。






素朴で可愛い扉。


この立派な煉瓦造りの建物は?!
看板によると、消防署のようで、消防署博物館も併設されているようだった。



周囲にも魅力的な建物がいくつかあった。
半円状に張り出したバルコニーのつく建物。



市松模様の装飾が入った柱や、窓周りの控えめな装飾など。


様々な色合いの花崗岩がふんだんに使用された建物。


円錐状の銅板屋根の付いたボウウィンドウ。
渦巻状の不思議な装飾が貼り付く。


バルコニーの柱に刻まれる幾何学模様の装飾。



アーチの付け根に刻まれる装飾は、刺繍の図案のようにも見える。


窓枠に銅板が使われていて良い感じだった建物。


カモメが石畳を散歩していた。




ボウウィンドウの天辺に集中する装飾。






中央部分が奥まって建つグリーンの壁面に覆われたアパート


左右対称の建物の形状や窓周りの装飾も興味深い。


扉は、グリーンの壁面と対照的なブラウン系の赤がしっくりきていた。


こちらの建物も、細かく装飾が入っていた。


最も可愛かったのは、この窓周りに生えたりんごの木のレリーフ。
木の表現が妙にリアル。


半円バルコニーに描かれていたのは、森の中で、斧で木を切り、運ぶ子供たち?のレリーフ。


扉には、どんぐりのレリーフが彫られ、ドアノブは、なんとヘビがとぐろを巻いている。




銅板使いのモダンなビル。


内装がとてもカラフルで、一見タイルかな?
と思ったら、壁紙だった建物。


モザイクタイルのように正方形だけで、花のついた植物が描かれていた。

町歩きは更に続く・・



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