蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

おもしろ栽培  (bon)

2012-05-22 | 花鳥風月

 このブログ記事に時々出てくる「園芸友の会」の講師先生が、時折ご自身の執筆された
記事コピーを配布され、楽しくお話してくださる話題です。 
先生の記事タイトルは「やってみよう、おもしろ栽培」というものです。

どんなことか、また皆さんも興味を持たれる方もおられるかも・・と思い、内容的な部分を
ご紹介したいと思いました。

 例えば、チューリップのおもしろ栽培。 
大、中、小の3つの植木鉢をそれぞれに土を入れて少し埋めるようにして3段に重ね、それぞれに
チューリップの球根を植える。もちろん鉢の真下からは芽は出ませんから、3つの鉢の中心を
真ん中に合わせるか、端に合わせて3段とするか好き好きですが、開花時期を合わせると
壮観なチューリップ柱が実現する。 
小生もかって、一つの大鉢に、チューリップを三段重ねに植えてみたことがありました。
深いところ、中段、上段とトライデッカーとしました。
開花時期が合わなかったのと、深めの球根が今いちうまく成長せず壮観は望めませんでしたね。
それでも、球根は40球くらい使用しました。

 また、先生のに、チューリップ球根を植木鉢の中心部に、すべての球根の芽を中央に向けて植えつけて、
まるで花束のように根元でくびれて一斉に開花させたり、
横長のプランターに3グループに分けて、球根の芽を左グループはみんな左に、真ん中は真っ直ぐに、
右端グループは右に・・という具合に植えつけて、開花前の茎の伸び方などを楽しむことも出来る。 

チューリップだけでなく、アイリス、クロッカス、スイセンなどさまざまな事例を紹介されてます。

 水栽培も盛んです。 
彼岸花の水栽培の例では、水の鉢を、まわりがひらひらの金魚鉢とされて、開花時の全体の景色を楽しむ・・とか、
チューリップ、アイリス、リコリス、シクラメン、多肉植物など色々と試しておられます。

 つる植物のおもしろ栽培も盛んに試みられていました。

 先生は、元東京都花卉専門技術員や東京農大の花卉懇談会企画幹事をされておられたそうで、
平成8年ごろには東京都神代植物公園の球根ベゴニア園で栽培を担当しておられてそうです。
先生の記事に述べられている文から少し引用させていただくと・・
「おもしろ栽培を作り出す、思いつき、発想、アイデアは何となく生まれてくるものらしく、
ちょうど作曲家の頭の中にメロディーが湧きだすのに似ているかもしれない。この、何となく働く
エネルギーは、「あそび心」にあるようだ。そして、あそび心に好奇心、想像力が結び付くと
ワクワクする「おもしろ栽培」が実現する。」

 すでに80歳を超えられて、今なお好奇心と同居された楽しい日々を送っておられるのですね。

おもしろ栽培では必ずしもありませんが、小生も随分前ですがちょっと遊んでみたものがありましたのでご覧ください。

コーヒードリップ用の器に育つバジルです。
(2009年 bon作)

<!-- Healing music medley -->


コメント (2)
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