映画『幸せの教室』予告編
偶々、横浜駅前に出る機会があり、時間が余ったので久しぶりに映画でも観ようと映画館へ行ったら、Tom Hunksが制作、脚色し、主演として出ている映画 「幸せの教室」(英語題名Larry Crowne)が上映されていた。
不況のあおりを受けて、同僚や常連客からも慕われていた従業員として長年勤めた大型スーパーを突然リストラされたラリー・クラウン(Tom Hunks WikiPedia)。妻と離婚した中年のラリーは、住宅ローンを抱え、その日の暮らしにも事欠くほどに無一文となり、再就職先もなかなか見つからないし、解雇の理由は大卒ではないということであった。そこで資格を取ろうと心機一転、地元の大学(Community Colleage)に通い始めることにした。クラスメイトとの交流が深まりつつある中、教職への情熱うしなったことと夫との不仲で憂鬱な美人教師メルセデス(Julia Roberts)と出会い、思いがけなく恋へと落ちる。という筋書きはいたって単純そのもの、展開もあっさりしており、見ごたえががないと言えばそれまでだが、見終わった時に仄々とした、気分になり、また何かしら元気になるから不思議である。人生はどんな苦境に陥ってもやり直しができ頑張れば未来に希望が持てる社会、今の閉塞感漂う日本には、このような元気が必要かもしれない。
深みのない内容が味わい深い感動を呼び起こしてくれるのは、Tom Hunksの映画人としての才能の所以であろう。
是非観劇されることをお勧めしたい。
15年ほど前に感動を覚えた[Forest Gump] を今一度観たくなった。
15年ほど前に感動を覚えた[Forest Gump] を今一度観たくなった。