蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

バンパー  (bon)

2019-01-10 | 日々雑感、散策、旅行

 車のバンパーのことです。

 いつの程からか、車のフロントグリルまわり、つまり“車の顔”が随分と変わって、ガン
ダムとかマジンガーゼットのフェイスを思わせるようなデザインになっています。ヘ
ッド
ランプも、昔の“丸”ではなく、長い切れ目が吊り上ったようになっています。

 で、街を走る車を見ていると、バンパーが見当たらない、ボデーと一体型になったデザ
インになって
いて、バンパーらしい感じのものが見当たらないのです。  軽自動車などは、
フロントグリル全体が、デザインフェイスで、とてもバンパーがあるとは思えない作りに
なっている。  ボ~っと生きていると、今頃そんなことに気がついたのです。

 トヨタレクサス             新型クラウン
  
         (ともに、トヨタのページから転写しました。) 


 ネットで調べてみましたら、2010年ごろを境に、バンパーが目立たなくなったようだと
ありました。 ウイキペディアにはつぎのようにありました。

 バンパーは、
『基本的にボディの前後に取り付けられる。素材は鉄、ポリプロピレン
、FRP、カーボン
ファイバー
など多様な素材が用いられ、金属系の素材はメッキ、樹脂系の素材は塗装

より表面を加工されていることが多い。ボディを軽度の衝突
から守るというのが本来の
目的であったため、1980年代前半まではボディから容易に取り外しが可能な金属製で棒状
の形状をした物が一般的であったが、その後スタイリングや空気抵抗の低減を意識した
デザインが激増し、1990年代にはほとんどが樹脂製となりボディと同色の塗装が施される、
ライト類が埋め込まれ、ボディと一体化している等「軽度の衝突から守る」という目的に
そぐわない形状が一般的となった。近年は歩行者を跳ねてしまった場合の安全対策も求め
られるようになった。』

 CarMeというHPにも、ほぼ同じような記述ですが、次のようにまとめられていました。
 1980年代のバンパーは、フロント・リアともに車のボディから独立して、スプリングを
介して車体へと取り付けられていておもな素材は、鉄にメッキ加工
したもので、コーナー
部や表面に樹脂が貼られているタイプもあり、ぶつけて
変形しても板金修理が可能であった。

 1990年代には、ほとんどのバンパーが樹脂製へと変わり、軽量でデザインの自由度も高
かったが、強度がいまひとつで、割れやすく、修理は丸ごと交換しなければならない。

 2000年代に入ると、ポリプロピレン製のバンパーが主流となり、ボディと同色に塗装でき、
見た目が美しく、また自由度が高いために、フロントバンパーにフォグランプを埋め込ん
だり、リアバンパーとマフラーを一体でデザインするなど自由な形がとれるようになりま
した。

 また、2000年代には、バンパーに新しく歩行者保護の役割が課されたそうで、歩行者と
の衝突でも、バンパーのみで吸収するのではなく、フェンダーやボンネットなどボディ
前半部に広く拡散して、人体の損傷を最低限に抑える・・という内容です。

        
 もともとバンパーの役割は、衝突の衝撃を吸収し、ボディおよび乗員を保護することが
目的でしたが、その後、バンパーを、あえて壊れやすく柔らかい構造として、バンパー
自体をクラッシュエリアのひとつと考えて、歩行者の脚部へのダメージを最小限に抑えつ
つ乗員も守るように工夫されるようになって来たとあります。

 現在のバンパーは、厚さ5ミリ程度の樹脂の皮であるバンパーカバー、金属製のリーン
フォースメント(補強部材)の間に、発泡スチロールなどの衝撃緩衝材を挟んだ構造になっ
ていて、緩衝材で耐えられない衝撃は、リーンフォースメントが補う構造になっている
そうです。

 一見、外から見ると、バンパーの姿を確認しにくい“顔”になっていますが、バンパー
がなくなったわけではなく、内部に補強部材があるようなんですね。

 CarMeのHPに、うまく纏められていました。
『 外部から衝撃を加えられた時に、変形や脱落することでショックを吸収し、バンパーの
内部に組み込まれた衝撃吸収材がクッションの役目を果たし、クルマ本体への衝撃のみなら
ず、乗員への衝撃も吸収し 和らげてくれます。 バンパーは衝撃を吸収して安全性を高め
るだけではなく、近年は車全体のイメージを決定づけるデザインの大きな要素となっています。
 それゆえに、最近の車はバンパーだけが独立したデザインの車は少なく、グリルからバン
パー、アンダースポイラーまで一体型のものが主流です。
 つまり、どこからどこまでがバンパーなのか? 明確ではないデザインが増えている分、
バンパーによってシャープでスポーティなイメージやボリューム感を出すなど、ドレスアッ
プ面でも大きな役割をはたしているのです。』


 私がモービルハムをやっていた時(1978年頃)、車は、スバルレオーネのリアバンパーに
アンテナ(144MH用)を取り付けて、走行しながら通信していましたが、もし、今頃だったら、
アンテナを取り付けるところがありませんね。

  スバルレオーネ(1978年頃)      (こちらはネット画像より)
      
   (アンテナを装着しています)

 

 

 

 

 

コメント
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