蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

蓼科農園 最終回  (bon)

2019-11-18 | 蓼科浪漫倶楽部 畑

 16年以上ずっと続けてきた蓼科農園は、今回の「畑じまい」をもって、最終回となり
ました。

 例年11月中旬に実施してきた「畑じまい」は、今年は、11/14~17に行いました。大変
良いお天気の中、黒豆の収穫を最後に畑をきれいに片づけました。
 初日から寒かった、翌日朝9:30の気温は 0℃で、かなり冷えていました。車のフロント
ガラスは真白く、K邸の入り口のモミジは、鮮やかな真っ赤に色づいて美しく、エントラン
スは 一面落葉が敷き詰められていました。
 快晴の真っ青な空に、久し振りにくっきりと、八ヶ岳の山並み、遠くには北アルプスの
峰々を望む絶好の舞台がしつらわれていました。

八ヶ岳の勇姿               北アルプス(穂高連邦と槍ヶ岳)
 


K邸のモミジ               夜の団欒
 

 

 1000㎡強の蓼科農園は、20数畝に作付していますが、葉物以外の畝にはすべて黒マルチを
掛け、畝間にはすべて防草シートを敷詰めて雑草対策を取っていましたから、今回の最終回
を控えて、計画的に10月の収穫祭時点からもそれなりに、これら一面のマルチ、防草シート
などを撤去するとともに、芋がら、サトイモ搦なども例年では翌年処理に回していた作業も
今回で完了するよう段取りを整えるなど工夫をしてきました。

黒豆の収穫                畑の整理
 

 

 最後の収穫となった黒豆は、このところの霜に当たって、丁度良い具合に枯れ、囲って
いた鹿対策用のネットを取り外し、一気にみんなで“豆ちぎり”をしました。
 これまでのいろんな出来事や失敗談も含めて、楽しい語らいが続く中、手元だけは豆ちぎ
りに忙しくせっせと作業が進むのでした。

       みんなで 黒豆の枝ちぎり
         

 誰言うともなく、これまで16年に亘る農園作業の想い出話に 改めてそれらの出来事に
思いを巡らし、時にいくつかのアクシデントにも話が及んだりして、単純な“豆ちぎり”も
楽しく、長時間があっという間に過ぎてしまう思いでした。
 折角伸びた若芽を動物(鹿?)にきれいに食べられてしまったことや、諏訪大社「御柱」
行事に“氏子”として参加できたこと、高校の1級後輩の皆さんと一緒に収穫祭をしたこと、
メンバーの一人の会社OBのグループが参加され、サツマイモの 1畝を提供し 一緒に植え付
けたことなど・・懐かしい想い出のそれぞれが鮮明に蘇ってくるのでした。

 夏の暑い日におにぎり持参で一日中畑作業に汗したり、春・秋の夕暮れの寒さの体験も
みんなの絆の深まりを一層強固なものにして来た、名残尽きないこの蓼科農園を閉じるに
あたって、皆それぞれの胸に一抹の寂しさを感じずにはおれないのでした。
 しかし、反面、体力的な面を考えれば、無事にこれまで実施出来てきたことに感謝し、
喜びの内に幕を下ろすことにも全員納得しているのでした。

畑の中で                八ヶ岳とともに
 

 地主さんに最後のご挨拶に訪問し、全員と握手を交わし またの機会の再会を約束して
すべてを終えることが出来ました。

       きれいに更地になった蓼科農園
        


       ありがとう 蓼科農園 !  ありがとう皆さん ! 

 蓼科浪漫倶楽部は、今後も継続されますので、当ブログは今後ともごひいきください
ますようお願い申し上げます。

 

 蓼科農園最後のオートスライドです。お楽しみください。(約6分半です。)

 

 


コメント (6)
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