蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

ごり押し  (bon)

2020-05-19 | 日々雑感、散策、旅行

 何のことかといえば、検察庁法の改正についてなんです。 国家公務員の定年を
段階的に65歳に引き上げるための法案とともに検察官の定年延長の法改正も束ねて
今国会で成立させようと “ごり押し”していたのです。
 野党の強い反対とともに、検察OBからの反対意見や多くの芸能人からも 異例の
反論があったことなどから、新型コロナを優先盾?にして、昨日、あべ政権は
今国会での成立を見送ると決定しました。

       (ネット画像より)

 “ごり押し”“どさくさ”ともとれる検査官の定年延長は、そもそも、国家公務員
の定年延長と束ねることすら問題であるうえ、検察官の定年延長は社会の流れから
見て同調されるとしても、「内閣が必要と判断すれば検事長や検事総長の定年延長
(最長3年)を認める規定がある」(定年特例)ことは、とりもなおさず、「政権の
検察人事介入」であり、検察の独立が損なわれてしまうのです。憲法の基本原則で
ある三権分立がコソコソと崩壊され、民主主義の根幹を揺るがすものなんですね。

       (ネット画像より)

 2018年の森友問題では、結局のところ政府側の問題は棚上げされて、鴻池理事長
らの起訴で終息された経緯もあり、ネット記事に「モリ、カケ、サクラ の今後の
検察側の追及をかわす狙いがある?」などの憶測も飛び交うしまつです。

 

 立憲民主党の枝野代表は、「今回、国民が声を上げざるをえなくなった背景には、
新型コロナウイルス対策を与野党協調して進めている時に 国論を二分する問題を
強引に進めようとした姿勢がある。国家公務員法の改正案の中に、異質な検察庁法
の改悪を潜り込ませている状況は変わっておらず、ほとぼりが冷めたら、こっそりと
強行しようという姿勢だ。引き続き、国民とともに政府与党の動きを厳しくチェック
する」との発言があり、 自民党の二階幹事長も、「国民の声に十分、耳を傾け、
国民の理解なしに前に進めていくことはできない。今国会は、新型コロナウイルス
対策が最優先で、喫緊の課題である第2次補正予算案をスピーディーに仕上げてい
くことが何よりも重要だ」と述べています。

 元検事総長ら、検察OBの有志14人は「検察の人事に政治権力が介入することを
正当化するものだ」として反対する、極めて異例の意見書を15日、法務省に提出し
ました。

 また、「しんぶん赤旗」には、「政権に奉仕する検察体制を構築しようとしている」
と警鐘を鳴らしているほか、「秘密保護法や戦争法、共謀罪法をはじめとする 戦争
する国づくり の一環で 治安維持法体制下で特高警察を指揮して国民を弾圧した
戦前・戦中の『思想検事』体制の再現を狙っている」と厳しく指摘しています。

       

 そもそも、1月31日に「黒川東京高検検事長(63)の半年間の定年延長」が閣議
決定されましたが、まったく異例のことであり。何ら法的根拠がないままの延長で、
このこと自体違法と見做せるのではないかと思います。
 この閣議決定は、昔習った言葉の“烏合の衆”“衆愚政治”といえば、言いすぎ
でしょうか。 今ように言えば“忖度現場”なんでしょうか? 

 黒川氏の定年が8月7日まで延長されたことで、「黒川検事総長」の道が開けた
と見ることも可能で、「官邸の守護神」と揶揄されても仕方のないところ。 当の
黒川氏の意識?の程は如何なものでしょうか? 検察の中立性は、どこかへ行って
しまったのかもしれません。

 どのように収拾するつもりでしょうか? 独走から暴走のにおいがしてくるよう
です。

        

 アベノマスクはいまだに、何の音沙汰もありませんし、特別定額給付金(10万円)
は、私は5/5にネット申請して、機械返信(メール)が なんと1週間後の5/12
に「申請を受理した」と来て、振込口座の目視確認があるにせよ、この反応の遅さ
に驚きでしたが、その後 1週間が過ぎても何の連絡もありません。 申請受理の機
械返信がなぜ、1週間も要したのか? どのようなシステムなのでしょうか?

 みんな、大変な時を過ごしているので、もう少し真面目にやったらどうですか? 
大半の人は、真面目なんでしょうけど・・。

 

 

 知人が、懐かしい思い出を披露されたオペレッタから・・

 

 

 

コメント
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