エンタメの話題が続きますが、BSで映画を立て続けに3本見ました。
ジョン・ウエインのアラモ、エル・ドラドとマーロンブランドのゴッドファーザー
の3本です。 皆様には、すでにおなじみと思いますが、私は、過去に見ているはず
でしたが、ところどころしか思い出せず、今回しっかりと見ました。
「アラモ」は、1836年に起こったテキサス独立戦争を舞台に、アラモ砦となった
古い伝道所跡(現、テキサス州サンアントニオ市内)で義勇軍を含めたテキサス軍
200人ほどは メキシコ軍約2000人の騎兵、歩兵、大砲などの装備の前に、壮絶な戦い
の末、全員戦死しアラモ砦は陥落してしまうのです。アラモは敗北しますが、この戦
いの後、テキサス軍の勝利でメキシコから独立するのです。
アラモ砦
(ネット画像より)
1836年頃といえば、日本は徳川家慶が第12代将軍になった年で、日本人を救出した
アメリカ船モリソン号を砲撃し、鎖国政策の中にあって民衆の動きが出始め、「蛮社
の獄」などの事件が起きています。
坂本龍馬が生まれたころなんですね。そんなころのアメリカでのテキサス独立戦争
だったのです。
映画は、ジョン・ウエインの主演・監督・制作を兼任した作品で、1960年に公開さ
れています。史実をもとに映画化されていて、主な人物の名前などもその通りですが、
批評では、時代考証などが甘く、ウエインの好きなように作られているとか、しかし、
戦闘シーンは迫力で楽しめました。
製作費がかなりかかったそうです。ジョン・ウエインは市民に人気者の強者デビー・
クロケット役でした。
「エル・ドラド」 テキサスの中央部の小さな町で起こった、1966年公開のアメ
リカの西部劇です。 あくどい新興牧場主が腕利きガンマンを雇って、牧場主の水利
権を奪おうとし、街の保安官(ロバート・ミッチャム)と馴染みのガンマン(ジョン・
ウエイン)たちが権利を持つ牧場主に味方し、対決する物語です。
街にはバーがあり、教会がある典型的な西部劇で、若くない どこかよたっている
ようなジョン・ウエインと飲んだくれの保安官に 爺さんたちの勇敢でさすがにその
腕(早打ち)を見せる痛快ものです。
(ネット画像より)
3本目は、3時間にわたる「ゴッドファーザー」です。 第二次世界大戦終戦直後
の1945年。 ニューヨーク五大ファミリー(マフィア)の一角で、最大の勢力を誇る
イタリア系マフィア「コルレオーネ・ファミリー」のドンの半生と堅気に育った三男
が組織を継ぐことになる経緯が描かれています。
当時のマフィアの世界が克明に描かれているほか、単に組織犯罪やギャングの物語
ではなく、家族の愛憎とファミリーを守ろうとする男たちの姿が主要なテーマとなっ
ています。重厚な画面で、すごい殺人場面もありますが、人物描写はじめ全体を通し
て見ごたえがありました。
(ネット画像より
監督はフランシス・コッポラ、ドン・コルレオーネ役にマーロンブランド、三男マ
イケルにはアル・パチーノ・・音楽はニーノ・ロータ。 皆さんご存じ。
私は、どうも、ジョン・ウエインが気に入っているようで、彼の作品は結構見てい
るようです。西部劇でない「ザ・ロンゲストデイ」の空挺師団大隊長(大佐)役も
印象に残っています。ノルマンディー上陸作戦・・。
また、マーロンブランドも、ゴッドファーザーではもう年も取っていますが、若い
ころの映画も好きでしたね。確か、「八月十五夜の茶屋」にも出演していましたね。
京マチ子と。