蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

パーソナルカラー  (bon)

2020-05-17 | 日々雑感、散策、旅行

 先日届いたサプリの箱の中に「健康だより」冊子が入っていて、その中に「パー
ソナルカラー」なる記事に目がとまりました。 大変カタカナの多い文章で、例えば
イエベブルべという言葉をよく耳にするようになったが、これは「イエロー
ベース」「ブルーベース」の略称で、アメリカで誕生した個人の肌の色に似合う色
を提案する「パーソナルカラー」の理論に基づいた用語』、『化粧品のテクノロジー
が進化して、カラーバリエーションが豊富になってきた』・・こんな具合ですが、
カラーコンサルタントの松本英恵(はなえ)さんに解説された・・とありました。

 「イエベ」は黄みがかった色が似あう肌質、「ブルべ」は青みがかった色が似合
う肌質を指すとあり、服の色では、ベージュやライトグレーが似合うのはイエベ、
ブラウンやブラックが似合うのはブルべ。 メイクの色では、リップやチークは
オレンジ系イエベ、ピンク系はブルべ。ヘアカラーでいえば、ブラウン系が似合う
のはイエベ、アッシュ系(くすみがかったグレー)が似合うのはブルべ・・など

 職場や公の場での印象を演出したい時は、落ち着いた雰囲気はブラウン、目立ち
たくない時はベージュ、自己を強調したい時はブラック。 オレンジは社交的な雰
囲気を・・といった具合です。
 さらに、色彩は心や体調までも左右するという。 赤、黄の暖色は心臓や神経系
の働きを活発にし、青、緑の寒色は心拍数や脈拍を下げ、落ち着いた気持ちにさせ
るとあります。 常識的にもわかるような気がします。 ダイエットには、気持ち
を新しくする白系を身に着け、食器は満腹をイメージする黒が良いそうです。

 美容だけでなく、メガネやサングラスなどなど生活に楽しく取り入れて、自分自身
を素敵にプロデュースしましょう・・と。

       (ネット画像より)

 ネットを調べてみますと、NPO日本パーソナルカラー協会(2001年設立)とい
うのがあり、『「似合う/似合わない」にとどまらず、さらに範囲の広い考え方と
して、デザイン・商品ディスプレイなどに応用できる「色彩効果」を提唱していま
す』とあり、講演会、セミナー・研修、イベントなど普及活動、指導者育成、研究
開発 並びにパーソナルカラー技能検定などの事業が行われています。

 色彩技能パーソナルカラー検定 は、実務上必要な「色の見分け」に重点を置いた
実際に色を見分ける実力があるかどうか」を重視した試験だとあり、協会では、
パーソナルカラー理論(特許を取得)を色彩学に基づいて「色の属性による効果」
として、理論化したとありました。 表色系(色を表示するものさし)は『PCCS
と『マンセル表色系』を採用しているとありますが難しいですね。
 注)PCCSとは、Practical Color Co-<wbr />ordinate Systemで、 色彩調和を主な目的とした表色系(カラー
システム)のこと。マンセル表色系とは、Munsell color systemで、色彩を色の三属性(色相、明度、彩
度)によって表現表色系。

         マンセル表色系(例)
       (ネット画像より)

 ところで、“色彩”について改めてみてみますと、言わずもがな・・かもしれま
せんが、ちょっとだけおさらいしてみました。

 色彩にはまず、原色、2次色、3次色が基本です。 原色とは、赤、黄、青のこと
で、どれか2つを混ぜても残る3つ目の色を作ることはできない・・のです。2次色は、
原色同士を混ぜることでできる3つの色(緑、紫、オレンジ)のことです。3次色と
は、原色と2次色を混ぜるとできる色のことです。そして、これらの純色(12ある)
に、白、黒、グレーを混ぜてたくさんの色が出来上がるのです。こうしてできた色
は、色相(HEU)、暗調(SHADE)、明調(TINT)、彩度(TONE)
で分類されています。

 一方で、日常パソコンでお世話になっているディスプレイやプリンターで、RGB、
CMYKなど色に関する言葉がありますね。 RGBは光の三原色で、赤、緑、青で、この
3つを重ねると白になる・・あれですね。 CMYKは、印刷などでお馴染みのシアン、
マゼンタ、イエロー、ブラックで、これらを重ねると黒ですね。
 RGBを加法混色に基づいたカラーモデルといい、色を加えれば加えるほど、白に
近づくモデルで、CMYKは、減法混色のカラーモデルで、白色を得るためには色を
「減らす」という考え方をとっているのです。 プリンターインクには、このCMYK
が使われています。

       (ネット画像より)

 私のプリンターのインクは、CMYKの他、グレーとダブル幅の黒(K)の6色が使わ
れています。

 色にもいろいろあって、難しいですね。 普通、信号機の青は緑色ですし、赤と
いっても、イチゴの赤から赤飯まで・・いろいろな赤があります。 色の定義を
決めて、世界中で同じ色を表現するために色々と工夫されているのですね。

 色彩については、その昔、アリストテレスの『色は光と闇、白と黒の間から生じ
る』から始まりニュートンが光学から7色をその屈折率から提言し、ゲーテはそれに
対抗して、1810年に色彩論を発表し『闇は、光とともに色彩現象の両極をになう
重要な要素である。もしもこの世界に光だけしかなかったら、色彩は成立しない』
など、歴史が深いのですね。

 

 

 

 

 

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