春先から出回っている「新たまねぎ」は辛みがなく、スライスしておかかにポン
酢で簡単に、おいしくいただけますし、サーモンスライスやしゃぶしゃぶに添えて
食べても真っ白で歯ざわりもよくおいしいですね。
この新たまねぎは、白っぽくて皮も柔らかく別の種類なのかと思っていました。
蓼科農園や市民農園で栽培した たまねぎ は、収穫したてでも普通のたまねぎと同
じように茶色で硬めでしたから、新たまねぎは別の品種なのかと・・。で、ネット
で確認しましたら・・、
(ネット画像より)
『日本のたまねぎは、春に種をまき秋に収穫するもの(おもに北海道産)と、秋に
種をまき春から初夏にかけて収穫するもの(おもに佐賀、兵庫、愛知県産など)に
大きく区別でき、通常、たまねぎは、日持ちを良くするため、収穫後一ヶ月ほど乾
燥させて出荷されます。
新たまねぎは、温暖な地域で3~4月頃に出荷される早取りのたまねぎの総称で、
「黄たまねぎ」や「白たまねぎ」を収穫後すぐに出荷させたものです。』 とあり
ました。
なるほど、乾燥させないですぐに出荷されることが分かりましたが、やはり「白
たまねぎ」という、球の肥大が早い極早生タイプの種類のようです。白たまねぎの
種が販売されていました。なので、スーパーなどで見かける新たまねぎは、この白
たまねぎだったのです。
新たまねぎと普通のたまねぎに栄養成分の違いはなさそうで、辛味の元になる硫
化アリルには消化液の分泌を促進して新陳代謝を盛んにし、血液をサラサラにする
働きがあるそうです。 硫化アリルは水溶性で熱に弱いので、生食することで効率
よく接種できるとありました。知らず知らずに、よい食べ方をしているのでした。
また、4か月くらいのまだ球が出来ていないうちに収獲する「葉たまねぎ」もあ
ります。こちらは、球の部分だけでなく葉もおいしくいただきます。
(ネット画像より)
新じゃがいも というのもありますが、これはどうなのか気になりました。
「新じゃが」は、こちらはどうも普通のじゃがいもと同じ種類のようで、新じゃが
は、完熟する前に収穫してすぐに出荷する期間限定の旬の食材として出回るのですね。
農水省によれば、じゃがいもの収穫時期は、春植えのものは4~8月、北海道は9
~3月、秋植えのものでは11~3月だそうで、新じゃがは、これらの収穫時期より早
く一般的に3~5月に出荷(北海道では6~7月出荷)されるのだそうです。
新じゃがは、完熟する前に収穫するので小ぶりで、堀たてでえぐみが少なくビタ
ミンCが多く、皮がコルク化していなく薄皮でつるッとむけるなどの特徴があります。
蓼科農園では、毎年豊作でしたが、収穫時期は、高原なので7下~8上で完熟
じゃがいもでしたから掘り上げ直後でも、いわゆる新じゃがのような感じではなか
ったですね。
「新にんじん」というのもあります。 今は、ほぼ1年中目にすることができま
すが、普通旬というのは秋11~12月頃で、一般的な品種は江戸時代から入ってきて
いる西洋種の「向陽2号」というそうです。新にんじんは春のはじめに収穫される
にんじんで、寒い冬を越えて育ってきているので、普通のにんじんよりもさらにや
わらかく、甘みもあり、みずみずしいのが特徴だとありました。
「新ごぼう」はどうか。ごぼうは、普通秋から冬が旬の時季ですが、秋に植えた
「ごぼう」を、生長する前の4〜6月頃に若採りしたものだそうです。 色白で皮が
薄く、柔らかい食感が特徴で、「柳川鍋」には欠かせない食材だとありました。
(ネット画像より)
最後に「春きゃべつ」。 一般的なきゃべつ(寒玉)は夏に種をまきますが、秋
に種まきして春に収穫するきゃべつが春きゃべつ(春玉)なんですね。 こちらは、
新きゃべつとはあまり言わないようですね。
(ネット画像より)
最近の野菜は、流通が行き届いているのと、ハウス栽培も盛んで1年中同じもの
が店先に並んでいます。いわゆる旬という感覚が薄れてしまっていますが、ちょっ
と前までは、キュウリやナスは夏のもの、カボチャも夏、ミズナ、ホウレンソウな
どは冬のものでしたが・・。 まあ、便利といえばそうですが季節感がなくなって
しまったそんな中にあって、新たまねぎや新○○、春きゃべつなどちょっとアクセ
ントになっていいですね。
べランでのプランター育ちのツタンカーメンえんどうは今年すでに2回目の収穫
ができ「豆ごはん」を楽しんでいます。 この時期だけですが、まだしばらくでき
そうです。
今ごろの姿 先月初めころ
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