蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

デジタル  (bon)

2023-01-06 | 日々雑感、散策、旅行

    今日(1/6)は二十四節気の小寒です。今日から節分までの30日間を「寒の内」と
    呼ばれて一年で最も寒い時季とされています。寒が明けると、立春!

 

 デジタル といっても技術の話ではなく、ごく最近わが身に経験したありふれた
ことなんです。

 2つありまして、1つは、昨年末(12/27)のスマホの故障です。キーボードが
出てこない故障です。もう1つは、12月初めにnanacoカードを紛失した(と思って
いた)ことです。

 まぁ、つまらぬ話かもしれませんが、デジタルがこれほど身の回りに浸透して
いるとは思わなかったし、明らかに、もう私の出る幕はどこにもない‥と思い知
らされたことでした。(とてもついて行けない!)

 政府は、デジタルの社会浸透を図って、マイナカード(ナイナンバーカード)の
普及を躍起になって、昨年には、マイナカードの所有者に、最大2万ポイントを
付与するというおまけ付きキャンペーンを計りました。さすがに、これは効き目
があったようで、一気に普及率が50%をこえたそうです。健康保険証の代わり
にしたり、ゆくゆくは自動車運転免許証も併用するとか・・
 デジタル社会の構築により、それまでの人件費削減効果やその他の処理コストを
大幅に軽減できる利点が見えているほか、利用者にとっても、処理にかかる時間が
短縮されたり、処理する場所がフリーになるなどの利便性が高まります。

             

 前置きが長くなりましたが、このようにデジタル社会は近未来のものと思って
いましたが、冒頭の2つの体験から、もうすでにデジタルの社会への浸透は、さな
がら地中に埋まった土壌内の微生物のように、目に見えないところですでに充満
していることが分かりました。 最近体験した2つの話題に移ります。

 突然、スマホのキーボードが出てこなくなった故障です。自分でも、ああだ、
こうだといじっては見ましたが、埒が明かず、ショップに行くことにしました。
近くのドコモショップの予約をするために電話をしましたら、出てきた相手は、
人ではなく音声応答でした。 一々面倒くさい問答を繰り返し、予約の取り付け
まで進みました。年末でもあり、希望の日は空きがなく年明けの4日に予約がとれ、
一昨日、ショップに行きました。

 お店の30代くらいの女性が担当してくれて、先ずは故障の確認から始まり
「アプリのロックなどで、このような現象が起きることがある」ということで、
すぐさまアプリの再設定作業に入ったようです。通信料がかさむ場合も考えられ
るため、お店のWIFIに接続替えをして、途中電源切れが起こらないよう充電しな
がらの作業です。 アプリは、ほとんど使っていないものでしたが、一応全部再
設定し、ついでに、ウイルス除去のセキュリティソフトの期限切れも発見され、
それも復活してもらうなど、時々、私の出番もありましたが、担当女性の手際よい
指の素早い動きにただ呆れるばかりでした。
 第一、画面の文字が小さく、こちらでは全く見えないですし、見えたとしても
何が書いてあるかを読まないといけないわけですが、彼女は、慣れているのか
目にもとまらぬ速さでどんどんと進めるのでした。

 そんな状況が、約1時間も続いて、私のスマホは回復したのでした。キーボード
も出るようになりました。 この故障で、スマホ本体の取り換えを覚悟して訪問
しましたが、全くの無料で回復してもらえたのでした。地獄に仏・・ではありま
せんが、費用も掛からず、スッキリとスマホ内部をきれいにしてもらったのでした。
 土壌の中の微生物のようなデジタルの仕組みは、若い専門家でないととても入り
込めないところだと再認識したのでした。

        回復したスマホ
        

 もう一つのnanacoカードは、紛失したのは残念だけど、クレジットカードでは
なく、プリペイドカードなので、残高(3000円くらいと思っていた)は惜しい
けれども、それだけで済むから・・と、放っておいたのです。
 お正月に孫たちが来て、何かの話からカードの紛失に触れ「一応紛失届をして
おいた方がいいよ」ということだったので、一昨日、パソコンから、紛失届を試
みました。

 先ずは、nanacoクラブに会員登録するところから始まりました。カードを取得
してからしばらく過ぎていましたが、この登録はしていなかったのです。 紛失
したカードを今ごろ登録するのか‥と思いながら、しかし、この登録をしないと
紛失登録ができないので仕方なくその処理に進みました。
 電話番号が出て、電話応対か、あるいはこのままパソコンでのチャットで登録
処理をするか? で、チャットですることにしました。
 名前や生年月日などの本人確認も簡単なメールのやり取りでするのです。その
過程で、カード残高が確認され、「残金が7000円何がしかあることが示され」あれッ、
落としたカードの残金は、既にひと月も経っているから、0円だと思っていたのに
“これはどういうことか!” 拾った人は、何も使っていなかったのか・・と
不思議に思いながら、処理をすすめ、カード再発行依頼をして、『引継ぎ番号』の
発行をしてもらいました。新しいカードに、残金が引き継がれるのです。これら
の処理はすべて、パソコン上で完結したのです。

 ひと昔前なら、電話で依頼して郵便で送ったり、手間と時間がかったであろう
処理がパソコン一つで、ぎこちないやり取りでも一応処理が完結出来、時代の流
れをひしひしと感じたのです。

 この処理の途中で、「残金が 7千円余もある」ことから、もしや、落としたの
ではないかもしれない‥と思いなおして探してみました。扮した直後にあれだけ
探してなかったので、期待せずに念のための気持ちで、探しましたら、まさかの
ところに入っていたのです。

 肩掛けの小さなポーチの、普段使わない袋の方になぜか入っていたのです。何
かにくっついて、そこに入ったのでしょう。 カードは無事出てきましたが、紛失、
再発行処理を完了した後でしたから、出てきたカードにはハサミを入れました。

       出てきたカードにハサミを入れました。
        

 

 

1927年に作詞作曲されたキューバン・リズム「南京豆売り」

El Manisero - Tocame Son / Son-Pregón (Moisés Simons)

 

 

 

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