いよいよ今年も余すところ僅かとなり、何かと気忙しい今頃に、何故に帝釈天?
映画「男はつらいよ」でお馴染みの帝釈天ですが、たまたま、先日のランチの会の皆さんとの話の中で、
「四天王」が持ち上がり、果ては、誰々の仏が四天王か・・みたいなことになり、それは、仏法を守護する
持国天・増長天・広目天・多聞天(毘沙門天)の4守護神であることがわかりました。 大阪の四天王寺は、
その昔、蘇我馬子らとの戦いに参戦した聖徳太子が、四天王に祈願して勝利を得たことに感謝して建立したと
されています。
四天王といえば、何とか四天王と昔からよく言いますね。 頼光四天王 といえば、源頼光の家臣の渡辺 綱、
坂田公時、碓井貞光、卜部季武の4人で、今年の大河の松門四天王とは、吉田松陰の弟子である久坂玄瑞、
高杉晋作、吉田稔麿、入江九一の4人を指し、この他、落語四天王や 物まね四天王などもあるようです。
で、このようなスゴイ四天王を配下に従えているのが「帝釈天」なんですね。
ここでは、仏教のお話をするつもりはありませんが、寅さんのお蔭で、何となく身近に感じられますので
ここに取り上げてみました。 何年か前の高校同期の新年会の時、参道を通って帝釈天にお参りした後、
「矢切りの渡し」にも行ったことがありました。
帝釈天(左)と梵天(ウイキペディアより) 柴又帝釈天(帝釈天HPより)
前置きばかりが長くなりましたが、この帝釈天は、古代インドの世界観の中に聳える聖なる山
「須弥山(しゅみせん)」の頂上に住むと言われ、物の本によれば、その居城は名高い喜見城というらしいのですが、
その中の彼の居殿の広いこと、なんと七万七百の室があって、それぞれの室内には七人の天女がいるという。
これが帝釈天の正妃で、この正妃一人ごとに七采女(若い女官)がいるそうで、計算してみると、つまり・・
四十九万四千九百の正妃と、三百四十六万四千三百人の采女がいることになります。凄まじい数で、おそらく
天上天下、この方ほど多情な方はいないでしょう。
また、この帝釈天は、仏さまの仲間で一番の大将軍で、四天王を支配下に持ち、軍隊も何個師団か持っており、
ときどき居留地にご出張なさるけれども、その中で最も名高い居留地が葛飾区の柴又・題経寺(帝釈天)だと
いいますから・・もう、お笑いの部類?かも。 こんなオチャラケをいうと罰が当たるかもしれません。
来年の初詣は、柴又帝釈天にしようかな・・!
キリスト生誕の日に、仏さまのお話・・でした。
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