今週末のF1日本GPは、モータースポーツファンにとっては、年に一度の超ビッグイベントです。子どもの頃からクルマ大好きの僕は、中嶋悟さんが伝説の「音速の貴公子」アイルトン・セナと組んでキャメル・ロータス・ホンダで参戦した鈴鹿での初めてのF1レース以来、毎年観戦しています。都合で鈴鹿に行けなかった年は岡山でのパシフィックGPを、また予選の日だけの観戦だったり、とにかく準皆勤賞モノなのです。中嶋悟が、鈴木亜久里が、片山右京が、佐藤琢磨が、中嶋ジュニアが、世界の超一流ドライバーたちに混じって戦う姿を、ずっと見続けてきました。井上、中野、井手、山本らのこつこつと走る姿も見てきました。かつてのセナとプロストの戦いは衝撃的でした。
そして、今年も鈴鹿に行きます。可夢偉の応援は当然のこととして、メルセデス・ファンの僕は、メルセデスAMGやマクラーレン・メルセデスを応援するつもりです。来年の去就が心配 されているかつての常勝ドライバーのシューマッハにはベテランの力を見せつけてほしいと願っています。復帰したロータスのライコネンにもがんばってほしいです。
僕の観戦場所は去年と同じグランドスタンドの1コーナー寄りA1席です。ちょうど、ピットの出口辺りで、ストレートのブレーキング・ポイントの手前になります。つまり、最高速の出る場所です。そこからのブレーキング、そして第1コーナーへの進入と、想像しただけでわくわくしてきます。本当のお気に入りの席はシケイン席なのですが、去年からチケットがすごく高くなってしまい、夫婦2人だととんでもない値段になってしまうのです。そこで、以前のシケイン席の値段くらいの場所で1コーナー手前を選んだのです。きっと、値段の高い1コーナー席はすごく迫力があるだろうと思いますが、ストレートエンドでも十分楽しめます。
今年も、土曜日の予選の日から出かけます。6日土曜日は、名古屋駅西から三重交通の直通バスでサーキットに行き、予選を観戦します。シューマッハ(メルセデスAMG)の10グリッド 降格と、バトン(マクラーレン・メルセデス)のギアボックス交換による5グリッド降格がちょっとつらいです。その分、可夢偉(ザウバー)が上位に入るチャンスかもしれません。
予選終了後、サポートレースを観て、行きと同じ三重交通の直通バスで名古屋に戻ります。予約してある名古屋駅近くの安いビジネスホテルで泊まり、翌7日の決勝日も1日目同様に往復ともに三重交通の直通バスを利用します。三重交通の直通バス「サーキット・エキスプレス」は全席予約制ですが、値段は近鉄特急を利用するのとほぼ同じで、しかもサーキットまで直通なのです。つまり、バスに乗ってしまえば、寝ていてもサーキットに着くという優れ物なのです。クルマや電車など、いろいろ利用してきましたが、ここ数年はこの方法に落ち着いています。
モータースポーツの祭典F1日本GPまであとちょっと。このような大きな楽しみがあると、な ぜか仕事にも身が入ります。木曜日、金曜日と夜7時からの会議が入ってるのがちょっとツライですが、土曜美化らF1と思うと我慢できます。ナマで観るF1レース、楽しみで楽しみでたまりません。ベッテル(レッドブル)か、ハミルトン(マクラーレン)か、それともアロンソ(フェラーリ)か、おそらくこの3人は、上位を走るはずです。がんばれ、可夢偉、がんばれメルセデス勢。そんな思いでいっぱいです。ちなみに、僕の優勝予想はマクラーレン・メルセデスのハミルトンです。
なお、写真は去年の日本GPでストレートエンドのA1席から撮ったものです。最後のコントロール・タワーの1位の「KOB」は、予選Q1で可夢偉がトップタイムだった時の写真です。去年の予選は、応援にも熱が入りました。今年の可夢偉も、観客を魅了させてくれるはずです。