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2012.10 なでしこリーグ初観戦<伊賀FC対INAC神戸>すごいぞ伊賀くノ一!

2012-10-15 23:48:43 | いろいろ思う部屋

 スポーツ観戦をしていて、自分が応援している選手やチームが強いといい気持ちになります。先週のF1では、唯一の日本人ドライバー小林可夢偉選手の大活躍で盛り上がりました。例年にも増して、感動するレースでした。
 サッカー好きな僕は、名古屋グランパスを応援しています。ところが、8月下旬あたりから失速し、J2降格争いをしているチームとの試合でも大量失点で負けることもある始末で、優勝争いからは終戦を迎えました。去年は首位と1点差の2位、一昨年は優勝と、一応トップ・チームの一つに数えられているのですが、今は見る影もないほどの低調ぶりなのです。中の上に甘んじるようなクラブチームではないはずです。やっぱり、せっかく観戦するのなら強いグランパスを観に行きたいのです。
 そこで、土曜日になでしこリーグの試合を名古屋瑞穂へ観に行きました。名古屋でなでしDscf1767_2 こリーグの試合が行われるのは初めてのことだそうです。観戦したのは、ホームの伊賀FCくノ一対アウェーの常勝INAC神戸レオネッサの試合です。絶対に負けないINAC神戸を応援すれば、きっといい気分で帰ってくることができるのです。
 日本の女子サッカーはFIFAランキング3位で世界でもトップレベルです。とてもレベルの高いリーグと言えます。そして、その中でもINAC神戸は今シーズンこれまで負けなしです。世界一のプレーヤー澤に、川澄、大野、近賀、高瀬、田中明日菜、韓国代表のチ・ソヨン、キーパーの海堀、そしてU20で大活躍した田中陽子と、トッププレーヤーぞろいのチームです。さらにFIFAランキング1位のアメリカから2人のプレーヤーも加わり、おそらく世界でもトップレベルのクラブチームでしょう。
 対するホームの伊賀FCくノ一は、戦績では中位のやや下くらいのポジションですが、なでしこリーグとしては東海地方でただ一つのクラブチームです。言わば、唯一の地元チームといDscf1769_2 うことで、無敗の神戸とどう戦うかが楽しみでした。
 予想では、6~7対0か1でINAC神戸が勝つと思っていました。それに、なによりも、僕はINAC神戸の世界一のプレーヤーの世界一の試合ぶりを観に行ったのです。
 瑞穂競技場に着くと、INACのグッズ売り場には長蛇の列ができていました。スタンドに着いてしばらくすると両チームのメンバーが出てウォーミングアップが始まりました。すると、競技場全体に澤コールが響き、澤選手もそれに応えていました。澤、川澄、大野、近賀、高瀬、チ・ソヨンら主力選手の練習の横での控え選手たちが練習していましたが、中でもやっぱり田中陽子はよく目立っていました。世界の一流選手たちの動きに僕の目はDscf1777_2 釘付けになっていました。彼女らの姿を見ただけでも、入場料を払った甲斐があったというものです。
 ただ、観客席の様子はJリーグとはずいぶん違っていました。メインスタンドとバックスタンドにはお客さんがいっぱい入っていましたが、Jリーグでいつも満席になるゴール裏の両チームのサポーター席がガラ空きなのです。人Dscf1775_2 気のINACでも、大きな旗を降って大声で応援の歌を歌って応援するサポーターは20人くらいしかいません。それが、アウェーだからというワケでもなさそうなのです。ホームの伊賀FC側は3、4人だけで、旗も太鼓も歌もありません。
 いよいよキック・オフ。予想どおりINACが激しく攻撃し、前半10分に澤のヘディングシュートが決まってまず1点。この調子でゲームが進んだら6、7点は入るだろうと思いましたが、伊賀のディフェンスは根性で守っている感じがしました。なかなか神戸の攻撃を許さないのです。しだいに、伊賀の頑張りに夢中になり、守りきった時には思わず拍手を、神戸がシュートを外した時には、心の中でほっとしたり、INACのゲームを見に来たのにいつの間にか伊賀を応援しているようになっていました。前半の終わり頃には、伊賀の攻撃も見られるようになり、なんとか同点に追いつかないものかと願いながら観戦していました。
 ハーフタイムには売店に行き、伊賀FCくノ一の応援Tシャツまで買ってしまい、緑のくノ一Tシャツを着て応援しました。
 後半は、なんと、伊賀の攻撃の時間がぐんと増えました。たぶんシュート数は伊賀の方がDscf1773_2 多いのではないかと思えるほどでした。司令塔の役割のように見えた5宮本、がんがん走り続けたFW20松長と19小林、終盤に入った23坂口のスピード、MF13宮迫、守りに守ったDF2山口、3小野らの動きは、常勝INACの選手たちに負けないくらいの気迫が感じられました。
 結果は0対1で澤の1点を守り抜いたINAC神戸が勝ちましたが、ほとんDscf1778_2 どのチームが大量失点で負けているなかで、1失点だけでしのいだ伊賀の試合ぶりは感動的でした。
 女子サッカーの見応えのあるのは、攻撃体制に入ってからはボールを後ろに下げないところにあるように思いました。常に、前へ前へという意識でパスを送っています。これは、神戸も伊賀も同じでした。テレビで見る女子サッDscf1791_2 カーからも、そのすごさとすばらしさは伝わってきますが、ナマで見るなでしこの試合は本当に見応えがありました。
 「すごいぞINAC神戸」そして、「がんばれ、伊賀FCくノ一」。
 どうやら、今後は伊賀FCくノ一の隠れサポーターになってしまいそうでDscf1792 す。
 写真1番上は、INAC神戸の練習風景です。センターサークルに近い所にいる黒いシャツの選手が澤選手で、中央左で2人そろって立っている左側が川澄選手です。
 写真上から2番目は、INAC神戸のグッズ売り場に並ぶ人の列。3番目と4番目はそれぞれのチームのサポーター席(試合後半)。5番目は後半の伊賀FCの猛攻のシーンで、ゴール前のボールのすぐ近くでこちら側を向いている選手が伊賀の司令塔、元日本代表の宮本選手です。下から3番目の写真は、試合後のINAC神戸の選手たちで、右から3人目で両手を振っている選手がU20の田中陽子選手です。最後の2枚の写真は伊賀FCくノ一の応援Tシャツです。


コメント (6)
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