2012.11 紅葉の季節

　僕は、愛知県の中ほどにあるＭ市の小学校に勤務しています。僕の住む豊田市のすぐ西に隣接する市で、Ｍ市北部地域は名古屋と豊田とのベッドタウンとして高層マンションなどが立ち並ぶ新興住宅地、中部地域は市役所や大型スーパー、映画館などの官公・商業地域、そして南部地域は濃尾平野の端に広がる農業と工業の地域になっています。
　僕は、北部地域の新興住宅地にあるマンモス校から南部地域の学校に異動して今年で４ 年目になりました。学校の周りに広がる田畑や果樹園などの風景にも慣れ、トヨタを中心とする自動車関連の大工業地帯の中にあるオアシスのような、のどかで緑の多い穏やかな環境の地域の学校で、気持ちよく仕事に励んでいます。
　この季節になると、校地内の木々も赤や黄色に染まり、緑豊かな学校が色鮮やかな美しい学校に変わります。一番上の写真は、中庭の風景です。左手のまっすぐに高く伸びた２本の木はタイワン・フーとアメリカ・フーです。実はどちらがタイワンでどちらがアメリカかよく分かりません。手前のフーの木は黄色く染まっていますが、向こう側の木は まだまだ薄緑色です。右に並ぶ赤い木はケヤキです。あまり美しい赤色とは言えませんが、すっかり紅葉しています。そして、次の写真が東庭の風景です。こちらのケヤキはがなぜか赤ではなく黄色に染まっています。さらに、３枚目は学校の東側の風景です。色とりどりの美しい木々が見えます。どれも、北校舎と南 校舎の渡りの３階から撮ったものです。ちなみに、写真に写っている植木屋さんのよう見える人は、僕の学校の校長先生です。それから、４枚目の写真は、北校舎３階から撮った学校の北側に広がる農業地域です。稲刈りの終わった田の周りにある色とりどりに染まった林で す。
　こうして、すっかり秋色になった景色の中で、子どもたちは四季折々の季節を感じながらのびのびと学校生活を楽しんでいます。
　温暖な平野部のＭ市はまだ涼しくなってきたばかり。まだまだ十分とは言えないまでも、これだけ美しい秋の姿が見られるのです。きっと標高の高い三河山間部や隣接する岐阜県東濃地方の山々はもっともっと美しい衣装をまとった姿になっていることでしょう。ぶらっと出かけてみたくなりました。
　と言うことで、土曜日におにぎりを持って恵那、中津川方面にバイクを走らせ、紅葉を楽しむ日帰りツーリングに出かけました。その時のツーリング・レポートは後日紹介しようと思います。