7月に買って以来、ノーマルのままで乗っていたCクラスをこの秋に計画どおりドレスアッ プしました。1枚目の写真がノーマルの状態のC200AMGスポーツパッケージ車です。
今回のドレスアップは、すべて足回りのドレスアップです。
まずは、ホイールですが、9月に発表されたCクラス次期2013モデルのAMGスポーツパッケージ・プラス車の純正18インチAMGアルミホイールにしました。ツイン・スポークの7本スポークで内側がブラック塗装されたスポーティなデザインです。ただ、純正品ですから、派手さは押さえられているように思いました。キャンセルによる在庫品が出たとのことで、安く手に入れました。標準車のホイールは16インチ、僕のクルマは AMGスポーツパッケージ車なので17インチ、今回取り付けたのが18インチということで、1~2インチのインチアップです。19インチも考えたのですが、前車CLKインチアップ版とタイヤサイズ(18インチ)がまったく同じということなので、CLKに付けていたタイヤをそのまま使うことで安く上げられるということで18インチにしました。
次に、タイヤですが、前車CLKに履かせていたのがミシュラン・パイロットスポーツ225/40-18(F)、255/35-18(R)で、後輪は替えてから2か月しか経っていない新品同様のタイヤでした。前輪もまだ7分山だったので、ボツにするのがもったいなかったのです。それに、僕は「ミシュラン」ブランドが好きで、「ミシュラン」ブランドにこだわりがあります。前車に 付けていたお気に入りのタイヤをどうしてもそのまま付けたかったのです。このこだわりで手持ちのタイヤを使ったため、タイヤ代はタダでした。
さらに、サスペンションを10数㎜のローダウンサスに替えました。よく見なければ分からないくらいノーマルのAMGパッケージ車と変わりませんが、見る人が見ればわずか1センチ低いことがとてもスポーティに見えるのです。その程度のローダウンでいいのです。この手のクルマは、あまり低くすると下品に見えてしまうのです。
こうして、外見はかなり印象が変わりました。こうした手の加えようは、BMW3シリーズの専売特許のような気がしていましたが、同じクラスのライバル関係にあるCクラスも、3シリーズに負けないくらいよく似合っているように思いました。前から見ると「メルセデス」を主張した顔ですが、横から見ると古いコロナに通じるごくごくオーソドックスなセダンのデザインです。オーソドックスなセダンのデザインということは、とても地味なデザインということなのです。それが、わずかに車高が下がり、インチアップした超扁平タイヤによってちょっとだけスポーティセダン風になりました。僕としては「バッチリ決まった」と思いましたが、こればかりは見る人の主観や好みによって評価は異なることでしょう。とりあえず、オーナーの僕はうまくドレスアップできたと満足しています。
乗り心地ですが、前車CLKよりも1クラス下のモデルということで、やはりCLKよりチープな印象を持ちましたが、今回の足回りの改造で、乗った感じがお気に入りだったCLKそっくりになったのです。固めのサスにした上にタイヤの扁平率を小さくしたものですから、きっとゴツゴツ感が増すだろうと覚悟していたのですが、逆にしっとり感が増し、乗り心地がよくなったのです。意外とも思われましたが、実は、タイヤの銘柄も、サイズも、そしてサスペンションまで も前車CLKと同じにしたのですから、前車とそっくりな乗り味になったのは当然のことだったのです。ただし、基本的にはCLKの方が乗り心地はよかったです。タイヤの扁平率を小さくしたにもかかわらずしっとり感が増したのは、おそらくノーマル車が履いていたコンチネンタルの扁平タイヤと、ミシュラン・パイロットスポーツの特性の違いによるものと思われます。僕の好みには、コンチネンタル・タイヤ(独)よりミシュラン・タイヤ(仏)の方が合っているということなのでしょう。
これで、当初予定していたドレスアップは終了しました。キャンセルによる在庫品のホイールに手持ちのタダのタイヤで、エコカー補助金の10万円も使ったため、予定していた予算よりもずいぶん安く済み、それでいて大きな満足感が得られました。家のガレージや職場の駐車場に置かれている僕のオリジナル版AMGもどきC200を見るたびに、顔がニヤけてきます。