世界遺産合掌集落の五箇山の国道で、道路脇の大木が倒れ、通行中の乗用車を直撃し、乗っていた男性がけがをしたというNHKニュースを何気なく聞き、「けがですんでよかった」と思いながら映像を見てびっくり!!!
アナウンサーはさらっと「走っていた乗用車」と言っていましたが、そのクルマは、な、な、なんと、幻の名車と言われている超希少車種のトヨタ2000GTなのです。大木は、直径1.9m、長さ約30mとのことで、ドライバーの会社員の方が無事だったことにほっとしましたが、テレビに映
し出された映像からは、1967年式前期型の2000GTフロント周りがはっきりと確認できました。ドアもまさしく2000GTそのもの。
ひょっとして、ユーノスロードスター・ベースのレプリカ・モデル?とかすかな期待を込めてネットでNHKニュース画像を確認しましたが、やっぱり本物っぽく見えます。ホイールが純正のマグネシウム・ホイールから市販のアルミ・ホイールになっていましたが、「レプリカ?」と思わせる部分はそこだけでした。
ほとんど今では博物館でしか見ることもなくなり、僕は通常のナンバーで実走しているのは、全国でせいぜい30台程度ではないかと推測しています。世界遺産並みの貴重なクルマで、世に出てから半世紀が過ぎ、絶滅寸前の名車です。
クルマ好きな僕にとっては、衝撃的な映像でしたが、冷静に考えれば、何はともあれ、あれだけの巨木の直撃を受けたドライバーが無事だったということこそ、本当によかったと思います。
また、近いうちに長久手市にあるトヨタ博物館へ行って、トヨタ2000GTを拝んでこようと思います。