9月10日から19日まで晩夏初秋の北海道を走ってきました。その3日目と4日目です。
前日の夜に北海道に上陸しました。今回は苫小牧を出て日本海側から最北端宗谷岬へ、そしてオホーツク海側を走って南に向かうまでを掲載します。
<9月12日:3日目> 苫小牧~羊蹄山~留萌
苫小牧の東横インを出てまずはR36で大型トラックに囲まれながら白老へと向かった。白老から、今まで走ったことのない道道86で羊蹄山の麓の真狩村を目指した。ところがホテルを出て30分ほど走ったところで雨がポツリポツリ。雨の覚悟はしていたので白老川のほとりでカッパ姿に。早めのカッパでよかった、雨はすぐに本降りになった。しだいに雨が上がってきたら、道道86の気持ちのいいこと。白老川の渓流沿いに美しい白樺林。ややきつめのコーナーなんかもあって、その名のとおりハチロク好きにはたまらない道だった。
留寿都から真狩村へ。羊蹄山は裾野しか見えない。「またおいで」ということかなあ。道の駅で細川たかしの像の写真を撮って中山峠に向かった。峠が近づくと雨が激しくなってきた。そこで、カッパ姿+面倒だけどシューズのレインカバー。
中山峠の道の駅からの羊蹄山がすばらしいらしいけど、どしゃ降りでは何も見えないだろうと道の駅をパス。雨の下り坂は嫌いだあ。
そのまま下ると混雑した札幌市街に入ってしまうので、定山渓温泉から朝里ダム方面の道道1へと左折した。すると、不思議なことに小樽市朝里に入ったら雨が降ってないどころか一部青空が見えていた。ダム湖周辺の道道1は絶景の連続だ。周りの木々は緑から黄色に変わっていた。朝里ダムを越えると大きなループ橋で一気に下っていく。
朝里から銭函までは高速でビューン。
銭函から北へは石狩までは産業道路。ここで給油。そして、食べ物屋さんがなかったからセコマでサンドウィッチを買って店先で食べた。端から見ればわびしそうに見えそうだが、実は楽しい~。
雨はすっかり上がり、カッパを脱いで気持ちよく走れるようになった。石狩川の橋からは三日月湖も見えたりして、石狩平野独特の風景が見られた。
石狩を超えてからは、日本海の絶景を左に見て走る最高のワインディング。段丘の上を走ったり下を走ったり。
厚田のパーキングでバイクを停め、今夜の宿探しだ。海の真上のパーキングで景色良すぎ~。
まだ2時半なのでこの先雨が降っても小平の先までは行けそうだが、小平の旅館は満室だった。大雨警報が出ているのでキャンプは無理なので、小平の手前の留萌のビジネスホテルを予約した。宿が決まるとほっとする。
厚田を出てしばらくしたら、また雨が・・・。またまた道端でカッパを着ることになった。遠くで稲光が縦に一筋。怖いわ。
雄冬を通るとき、道沿いのキャンプ場を見てみたら閉鎖されていた。コロナの非常事態宣言によるものだ。こりゃあ、天気がよくてもキャンプできんかもしれんなあ。
増毛の手前で雨はやんだ。時間があるから、旧増毛駅に寄ってみた。最近まで使われていた駅舎だ。なんだか列車が入ってきそう。
留萌市街に入り、セコマで晩御飯を買って予約したホテルニューホワイトハウスに向かった。まだ、4時半。
雷鳴ってる~。早めに宿に入って正解だと思った。雷のなかを走るのってメッチャ怖いもん。
部屋で雷の音を聞きながら相撲を観て、ちびまる子を観て、コンビニ弁当を食べた。明日の天気は予報では雨のち曇り。またカッパを着て宗谷を目指すんだろうなあ。それもおもしろいけど。
○本日の走行 359km
<9月13日:4日目> 最北ターン!
留萌のビジネスホテルを8時30分に出て、ひたすら北を目指した。
オロロンライン、サイコー!。
オロロン鳥のモニュメントの写真を撮って、まずは小平の花田番屋へ。残念、定休日。妻から、オロロン鳥の小さなぬいぐるみを買ってきてと頼まれているので、ここからしばらくは道の駅巡りです。
初山別、オロロン鳥なし。
ペッパー君のいる日の出にもなし。
バイクに戻ると隣に停めていた広島ナンバーのBMW氏が僕のバイクのホクレンのフラッグを見て、「これですか、抽選の旗は」と言って「当たった人、いたんだー。写真撮らせてもらっていい?」と、大喜びしてくれた。「全国で500名ですよね。超レアですよ。これだったんだ、いいですねえ。僕も応募したんだけど。」と、手放しで喜んでくれるものだから、思わず「よかったらあげましょうか」と、言いそうには・・・なりません。
そうそう、オロロン鳥。天塩で給油をして道の駅へ。やっぱりないよ。
天塩から稚内まではな~んにもない素敵な道なので、少し早めのお昼ご飯にした。選んだのはしじみラーメン。北海道のしじみはでっかい、と思ったら天塩のしじみは内地と同じ小さなしじみだった。網走湖のしじみは大きかったんだけどなあ。
風力発電の風車がずら~っと一列に並んでいる風景を見て、それからN字の北緯45°モニュメントを見て、あとはひたすらま~っすぐな道を何10kmも走り続けるのがオロロンラインだ。天気もよくなり、い~い感じ。
利尻富士がうっすらと見え、日本海の激しい白波が・・・なんだか激しすぎるぞ。と思っていたら海風がどんどん強くなってきて、バイクが振られる振られる。北の大地の雄大な景色を楽しみながら、歯をくいしばってただただ走る。
ノシャップに着いたら広島のBMW氏がいた。今日は稚内泊と言ってたけどまだ2時じゃんか。ここ、稚内だし。
僕は120kmほど先の枝幸辺りまで行けるかなあと思っていた。ただ、ネットで調べてみると枝幸町もその周辺の町村もキャンプ場はすべて閉鎖ということだった。しかたがないから枝幸町のホテルに電話を入れた。無事に予約がとれて一安心。
そして、またまた強風にあおられながら今回の北海道縦断ツーリングの北の端っこの宗谷岬に行った。
おおおっ、バイクが1台出ていったら、なんと僕のバイク1台だけ。クルマは結構いるのに北の端にバイクがいないなんて信じられない。ここ、ライダーの聖地なんて紹介されているのに。
で、売店に入ってオロロン鳥。やっぱりない。
そして、最北端の碑をバックに自撮り。
マミリン(間宮林蔵)の像に「また来たよ~」と心の中で挨拶をして、オホーツク側から南下した。
猿払~浜頓別の村道エサヌカ線は外せない。人工物が何一つ無い大地に10数km続く一直線の道路は、まるで地平線から地平線への道だ。何度走っても思わず「すごすぎる~」と声が出てしまう。
17時30分頃に枝幸のホテルニュー幸林に着いた。
昨夜はコンビニ弁当だったので、ちょっと豪華にカニづくしの「華ちらし御膳」で晩御飯。そして、褐色の温泉に入って極楽極楽。
一日中大好きな北海道を大好きなバイクで走って、うまいもんを食べて、温泉に入って、そりゃあ極楽だわなあ。
○本日の走行 320km
次回、最北端を見た僕は、ひたすら南を目指します。
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前日の夜に北海道に上陸しました。今回は苫小牧を出て日本海側から最北端宗谷岬へ、そしてオホーツク海側を走って南に向かうまでを掲載します。
<9月12日:3日目> 苫小牧~羊蹄山~留萌
苫小牧の東横インを出てまずはR36で大型トラックに囲まれながら白老へと向かった。白老から、今まで走ったことのない道道86で羊蹄山の麓の真狩村を目指した。ところがホテルを出て30分ほど走ったところで雨がポツリポツリ。雨の覚悟はしていたので白老川のほとりでカッパ姿に。早めのカッパでよかった、雨はすぐに本降りになった。しだいに雨が上がってきたら、道道86の気持ちのいいこと。白老川の渓流沿いに美しい白樺林。ややきつめのコーナーなんかもあって、その名のとおりハチロク好きにはたまらない道だった。
留寿都から真狩村へ。羊蹄山は裾野しか見えない。「またおいで」ということかなあ。道の駅で細川たかしの像の写真を撮って中山峠に向かった。峠が近づくと雨が激しくなってきた。そこで、カッパ姿+面倒だけどシューズのレインカバー。
中山峠の道の駅からの羊蹄山がすばらしいらしいけど、どしゃ降りでは何も見えないだろうと道の駅をパス。雨の下り坂は嫌いだあ。
そのまま下ると混雑した札幌市街に入ってしまうので、定山渓温泉から朝里ダム方面の道道1へと左折した。すると、不思議なことに小樽市朝里に入ったら雨が降ってないどころか一部青空が見えていた。ダム湖周辺の道道1は絶景の連続だ。周りの木々は緑から黄色に変わっていた。朝里ダムを越えると大きなループ橋で一気に下っていく。
朝里から銭函までは高速でビューン。
銭函から北へは石狩までは産業道路。ここで給油。そして、食べ物屋さんがなかったからセコマでサンドウィッチを買って店先で食べた。端から見ればわびしそうに見えそうだが、実は楽しい~。
雨はすっかり上がり、カッパを脱いで気持ちよく走れるようになった。石狩川の橋からは三日月湖も見えたりして、石狩平野独特の風景が見られた。
石狩を超えてからは、日本海の絶景を左に見て走る最高のワインディング。段丘の上を走ったり下を走ったり。
厚田のパーキングでバイクを停め、今夜の宿探しだ。海の真上のパーキングで景色良すぎ~。
まだ2時半なのでこの先雨が降っても小平の先までは行けそうだが、小平の旅館は満室だった。大雨警報が出ているのでキャンプは無理なので、小平の手前の留萌のビジネスホテルを予約した。宿が決まるとほっとする。
厚田を出てしばらくしたら、また雨が・・・。またまた道端でカッパを着ることになった。遠くで稲光が縦に一筋。怖いわ。
雄冬を通るとき、道沿いのキャンプ場を見てみたら閉鎖されていた。コロナの非常事態宣言によるものだ。こりゃあ、天気がよくてもキャンプできんかもしれんなあ。
増毛の手前で雨はやんだ。時間があるから、旧増毛駅に寄ってみた。最近まで使われていた駅舎だ。なんだか列車が入ってきそう。
留萌市街に入り、セコマで晩御飯を買って予約したホテルニューホワイトハウスに向かった。まだ、4時半。
雷鳴ってる~。早めに宿に入って正解だと思った。雷のなかを走るのってメッチャ怖いもん。
部屋で雷の音を聞きながら相撲を観て、ちびまる子を観て、コンビニ弁当を食べた。明日の天気は予報では雨のち曇り。またカッパを着て宗谷を目指すんだろうなあ。それもおもしろいけど。
○本日の走行 359km
<9月13日:4日目> 最北ターン!
留萌のビジネスホテルを8時30分に出て、ひたすら北を目指した。
オロロンライン、サイコー!。
オロロン鳥のモニュメントの写真を撮って、まずは小平の花田番屋へ。残念、定休日。妻から、オロロン鳥の小さなぬいぐるみを買ってきてと頼まれているので、ここからしばらくは道の駅巡りです。
初山別、オロロン鳥なし。
ペッパー君のいる日の出にもなし。
バイクに戻ると隣に停めていた広島ナンバーのBMW氏が僕のバイクのホクレンのフラッグを見て、「これですか、抽選の旗は」と言って「当たった人、いたんだー。写真撮らせてもらっていい?」と、大喜びしてくれた。「全国で500名ですよね。超レアですよ。これだったんだ、いいですねえ。僕も応募したんだけど。」と、手放しで喜んでくれるものだから、思わず「よかったらあげましょうか」と、言いそうには・・・なりません。
そうそう、オロロン鳥。天塩で給油をして道の駅へ。やっぱりないよ。
天塩から稚内まではな~んにもない素敵な道なので、少し早めのお昼ご飯にした。選んだのはしじみラーメン。北海道のしじみはでっかい、と思ったら天塩のしじみは内地と同じ小さなしじみだった。網走湖のしじみは大きかったんだけどなあ。
風力発電の風車がずら~っと一列に並んでいる風景を見て、それからN字の北緯45°モニュメントを見て、あとはひたすらま~っすぐな道を何10kmも走り続けるのがオロロンラインだ。天気もよくなり、い~い感じ。
利尻富士がうっすらと見え、日本海の激しい白波が・・・なんだか激しすぎるぞ。と思っていたら海風がどんどん強くなってきて、バイクが振られる振られる。北の大地の雄大な景色を楽しみながら、歯をくいしばってただただ走る。
ノシャップに着いたら広島のBMW氏がいた。今日は稚内泊と言ってたけどまだ2時じゃんか。ここ、稚内だし。
僕は120kmほど先の枝幸辺りまで行けるかなあと思っていた。ただ、ネットで調べてみると枝幸町もその周辺の町村もキャンプ場はすべて閉鎖ということだった。しかたがないから枝幸町のホテルに電話を入れた。無事に予約がとれて一安心。
そして、またまた強風にあおられながら今回の北海道縦断ツーリングの北の端っこの宗谷岬に行った。
おおおっ、バイクが1台出ていったら、なんと僕のバイク1台だけ。クルマは結構いるのに北の端にバイクがいないなんて信じられない。ここ、ライダーの聖地なんて紹介されているのに。
で、売店に入ってオロロン鳥。やっぱりない。
そして、最北端の碑をバックに自撮り。
マミリン(間宮林蔵)の像に「また来たよ~」と心の中で挨拶をして、オホーツク側から南下した。
猿払~浜頓別の村道エサヌカ線は外せない。人工物が何一つ無い大地に10数km続く一直線の道路は、まるで地平線から地平線への道だ。何度走っても思わず「すごすぎる~」と声が出てしまう。
17時30分頃に枝幸のホテルニュー幸林に着いた。
昨夜はコンビニ弁当だったので、ちょっと豪華にカニづくしの「華ちらし御膳」で晩御飯。そして、褐色の温泉に入って極楽極楽。
一日中大好きな北海道を大好きなバイクで走って、うまいもんを食べて、温泉に入って、そりゃあ極楽だわなあ。
○本日の走行 320km
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