相模原市中央区矢部に「矢部のお稲荷様」として親しまれている「村富神社」はある。当社はもともとお稲荷様で京都伏見稲荷より分霊された由緒ある神社である。創建は寛文年間(1661~11672年)で主祭神は「倉稲魂命」である。16号線、中央中入口より右折するとまもなく鳥居が見えてくる。隠れた相模原の桜のスポットとして名所となっている。鳥居をくぐり参道を進むと両脇に植えられている桜がすでに満開期を迎え、桜色で境内を染めている。中には「コシノヒガンザクラ」という富山県の天然記念物が植えられている。二つの鳥居、民俗文化財に指定されている「獅子頭」、左手に手水舎、正面に「拝殿」、奥に「本殿」、左に「社務所」、「境内社」がある。今、桜ベールに包まれた矢部のお稲荷様「村富神社」は今もっとも華やいでいる。(1704)






