県立相模原公園のユリノキゲートを入った「みんなの花壇」奥の「芝生広場」から「イベント広場」側の遊歩道100mに瑠璃唐草の「ネモフィラ」が見頃を迎えている。以前は「みんなの花壇」横の約1000㎡の丘斜面を埋め尽くすように咲き誇っていたが場所を変えたようである。本数的には以前の約4万5千株くらいはありそうである。一つ一つの小さな花を密集させ青い絨毯を敷き詰めたように花の塊となるネモフィラ、これから気温も上昇どんどん開花が進み「ブルーの海」、あるいは「深海」、はたまた果てしない「宇宙」のような美しさを魅せてくれそうである。(1704)
菜の花色の「ムーミン列車」でお花見!千葉・いすみ鉄道で春の房総を満喫がキャッチフレーズのいすみ鉄道。沿線は真黄色の菜の花で知られ写真の撮影地としても有名で「撮り鉄」フアンも多い。田園&里山の風景と「菜の花と桜と列車のコラボ」には撮影心をくすぐられ皆が集まる。黄色に塗装され可愛い名物の「ムーミン列車」への「乗り鉄」だけのフアンもいる。田園風景と線路のある一面に菜の花と桜が織成す千葉の春の装いはここならではのとっておきの風景・光景である。(1704)
いすみ市岬町和泉に南総屈指の名刹で別名「天狗のお寺」とか「おいづなさん」と親しまれている天台宗寺院「明王山無動院飯縄寺」はある。大同3年(808)に慈覚大師が開山。本尊は不動明王である。火防・家内安全・海上安全・商売繁盛・無病息災・厄除・盗賊除など、十三のご利益があるという。寺伝によると京の鞍馬寺で天狗に剣術を習った牛若丸が後に鞍馬寺を出て奥州平泉に向かう際に鞍馬の「天狗」に「上総の国の飯縄寺に知合いの天狗がいるから寄ってみるがいい」と言われ、当寺に立寄ったという謂れをもつ。当寺は国道128号線の太東崎灯台入口を入ったところあり、まず室町期様式の藁葺屋根の「仁王門」を抜けると左手に寺務所・庫裏がある。広い境内の正面中央に寛政9年(1797)に再建された「本堂」がある。本堂の内陣と外陣の欄間には初代伊八作の「天狗と牛若丸」、「波と飛龍」の見事な彫刻がある。本堂左手には美しい庭園と池、右手には鐘楼と水屋がある。寺域には名刹の格式と伊八の世界が広がっていた。(1704)