千葉県大多喜町に「縁結びの神様」、「恋愛成就のご神徳」ある「夷隅神社」はある。創建(草創)は不詳、長久2年（1041）の再建、天正15年（1587）正木大膳が根古屋居城のとき再建の伝えある。以後、歴代大多喜城主の崇敬社となったようである。祭神は須佐之男命、現社殿の棟札及び墨書銘は不明であるが高欄の宝珠の銘文により文政12年（1829）の銘が残っている。建築の様式から察すると江戸時代末期の建造物である。鳥居を潜ると正面に権現造り「社殿」がある。また境内には戦争(西南と日清)の戦死者の「表忠碑」、明治初期コレラ撲滅に尽力し殉職した警察官の「招魂碑」がある。(1704)
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