代々木の杜に鎮座する「明治神宮」初詣

渋谷代々木神園町に明治天皇と昭憲皇后の御神霊をお祀りする「明治神宮」は鎮座する。毎年新年の三が日の初詣での数は300万人を超え全国一位を誇る。原宿より「南神門」へ通じる参道は三が日ほどの参拝者ではないがそれでも先へ進むのが困難なほどである。南神門前で手を口を清め楼門を潜りいよいよ外拝殿前へ。御祭神である明治天皇は今の日本をどう見ておられるのだろうか？未だ景気回復の実感ない今年がなんとか平穏無事な一年であるように、心豊かな旅ができるようにと祈願を行った。数百人が一度に外拝殿より「本殿」むけて頭を下げ手を合わせ祈願する姿はやはり厳粛そのものである。大正９年に創建され「内苑」と「外苑」あわせ７０万㎡の面積を有する森は都心とは思えない鬱蒼とした自然林を思わせるが、実は全国から献木された人工林というから驚きである。日本一大きい檜造りの「明神鳥居」、２階造りの「楼門」（南神門）、「外拝殿」（この奥が社殿=本殿）、「内拝殿」とどれもが緻密な創りの建造物にただただ魅入るばかりであり、神域としての厳かさが漂っている。(1501)