相模太夫の旅録=Tabi Log

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我国最古の禅寺「安国山聖福寺」の威容!!

2018-10-09 10:59:21 | 寺院
福岡市博多区祇園から御供所町の寺町の一角に我国最古の本格禅寺で臨済宗妙心寺派の寺院「安国山聖福寺」はある。源頼朝が開基、臨済宗の開祖栄西が建久6年(1195)に建立。寛元元年(1243)には崇福寺(太宰府)や承天寺(博多)と共に「官寺」に列せられている。京都五山十刹制の第3位に列した。元久元年(1204)後鳥羽天皇から賜った「扶桑最初禅窟」の文字が「山門」の額に残っている。室町時代末期には戦乱で兵火を受けたが永禄11年(1568)、耳峰が再興、天正15年(1587)に領主小早川隆景が寺領300石、文禄4年(1595)に豊臣秀吉より200石、慶長5年(1600)に黒田長政より200石と幾多の武将により寺領の寄進を受けている。本尊は三世佛(釈迦・弥勒・弥陀)である。現存する主要建造物は江戸時代に再建されたものであるが「山門」、「仏殿」、「本堂」(方丈)が一直線に並ぶ禅宗寺院の典型的な伽藍型式を為し国指定史跡となっている。寺院の入口ともいえる二つの門「勅使門」と「総門」がある。総門を抜けると左に「無染池」、正面に雄大な「山門」が構えられている。山門の奥に「仏殿」、更にその先に「本堂=方丈」がある。山門の右手に「鐘楼」、仏殿と方丈の間に「経蔵」と「禅堂」、「開山堂」がある。方丈の右に「庫裏」がある。塔頭寺院には「円覚寺」、「広福庵」、「節信院」、「瑞応庵」、護聖院、幻住庵、「西光寺」などがある。日本茶発祥を示す「茶の木」、墓域には広田弘毅・緒方竹虎・玄洋社初代社長の平岡浩太郎の墓もある。寺域は俗世間との関わり断つ禅宗独得の一種神韻たる雰囲気が漂っている。(1809)


















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