伊東良徳の超乱読読書日記

雑食・雑読宣言:専門書からHな小説まで、手当たり次第。目標は年間300冊。2022年から3年連続目標達成!

生協の白石さん お徳用エディション

2008-07-27 01:52:42 | 趣味の本・暇つぶし本
 東京農工大学生協の客(学生)からの注文・意見等を記載した「ひとことカード」への生協職員からの回答をまとめた本。
 インターネットでブレイクし、2005年に出版された生協の白石さんの改訂増補版です。
 ひやかしネタや無理筋の相談にも、ユーモアを持って答えようとする姿勢が、ヒットしてブームが鎮静化した後も続けられていることがわかります。職場が続いているのだから当たり前ですが。もっとも、面白くしようとしてムリしてる感じも見受けられますが。
 でも、こういうやりとりを、少し余裕を持っておもしろがれる環境があることはいいことですね。やはり大学という場の性質と限られた人達のコミューンだということで成り立つ部分が大きいと思います。


白石昌則 講談社 2008年4月1日発行
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

謎の転倒犬

2008-07-27 00:44:44 | 小説
 就職難で就職先が見つからず売れっ子占いの助手に就職するハメになった石狩拓也の目で、占いの客をめぐるトラブルを占い師摩耶優麗が推理して解決する様子を語るパターンの短編ミステリー連作。
 ミステリーとしてはトラブルの中身も軽めで謎解きも深くなく、どちらかといえば登場人物のキャラ設定でコメディ仕立てにした軽い読み物と位置づけた方がよさそう。素顔なら若いときの岩下志麻似で25~6に見えるのに営業用に化粧をすると40代、その化粧が剥げかけると50代に見える女性占い師とか、腕っ節は強くて有能でオネェ言葉の経理部長とか。こういうクセの強いキャラに囲まれてこき使われ続ける押しの弱い主人公ってのは、まぁありがちな設定ではありますが。
 飛び飛びの連作のため、就職の経緯や登場人物の紹介がダブり、続けて読むには目障りな感じ。書かれた時期が数年前で、読んでいてアレッと思うことが多々ありました。あとがきでも「就職難」っていってもとか言い訳していますが、それよりも定期券が自動改札に差し込むタイプだというのを「最近は、たいていの定期券がそのタイプだろう」(165頁)って・・・いったいいつ書いた本?と思いました。


柴田よしき 東京創元社 2008年5月30日発行
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする