建築現場で使われている独特の用語(世間でふつうに使われているものもありますが)の語源・由来を調べて説明する本。
建築ミステリーの次は、建築現場のお勉強、というわけでもないのですが・・・
どちらかと言えば、語源よりも建築現場で用いられている用語の意味や施工方法などの方に興味を持って読みましたが、もともとは「建築の技術 施工」という専門雑誌の連載コラムだとか(おわりに)で、専門用語、現場用語自体は知っているという前提で書かれているようで、あまり一般向けの解説はなく、特に施工方法とかは名称が書かれるだけでその具体的な解説はほとんどなく、門外漢にはわかりにくい。
この本の目的とする語源・由来の方は、あれこれ想像したり調べてみたけれど、結局はよくわからなかったというのがけっこうあります。
語源を調べるという関心を持つことからして言葉遊びが好きと思われる著者のだじゃれ/親父ギャグが多いのも読んでいて力が抜けます。
そういうあれこれの検討の過程を楽しみだじゃれで脱力するのが快感と思えるか、で評価が決まるというところでしょうか。
20年前後前の連載が今頃単行本化されるという事情の方が調べてみたくなるかもしれませんが。
秋山文生 彰国社 2017年7月10日発行
「建築の技術 施工」1994年月~2001年3月連載
建築ミステリーの次は、建築現場のお勉強、というわけでもないのですが・・・
どちらかと言えば、語源よりも建築現場で用いられている用語の意味や施工方法などの方に興味を持って読みましたが、もともとは「建築の技術 施工」という専門雑誌の連載コラムだとか(おわりに)で、専門用語、現場用語自体は知っているという前提で書かれているようで、あまり一般向けの解説はなく、特に施工方法とかは名称が書かれるだけでその具体的な解説はほとんどなく、門外漢にはわかりにくい。
この本の目的とする語源・由来の方は、あれこれ想像したり調べてみたけれど、結局はよくわからなかったというのがけっこうあります。
語源を調べるという関心を持つことからして言葉遊びが好きと思われる著者のだじゃれ/親父ギャグが多いのも読んでいて力が抜けます。
そういうあれこれの検討の過程を楽しみだじゃれで脱力するのが快感と思えるか、で評価が決まるというところでしょうか。
20年前後前の連載が今頃単行本化されるという事情の方が調べてみたくなるかもしれませんが。
秋山文生 彰国社 2017年7月10日発行
「建築の技術 施工」1994年月~2001年3月連載