個人事業主が帳簿付や会計処理、決算書作成や確定申告をどうすればいいかについて解説した本。
初歩的なところからイラスト・図表付きで複式簿記・帳簿付(仕訳:勘定科目)等を説明してくれていて、これまで読んだ本では一番わかったような気になれました。だからといって、自分でちゃんと帳簿をつけて来年から青色申告するぞと決意するには至らないのですが。
仕入れと経費の区別は、それぞれの売上に関係があり粗利計算に使えるものは経費ではなく仕入れに仕訳してよいと説明されています(80~81ページ)。弁護士業務の場合、仕入れなんてないと思っていましたが、そう考えると、個別事件のために支出する費用は、仕入れと位置づけることができそうです。
個人事業主が法人成りした方がいいかについての考慮事項として、ある程度の儲けがないとそもそものコストが高くなって損することにもなりかねないとか、個人より法人の方が税務調査を受けやすいと実務的なアドバイスもなされています(124ページ)。
個人事業をやっていても、ああそういうことがあるのか(本当はそういうこともしなきゃならないのか)と気づかせてくれるところが多い本でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fuku.gif)
益田あゆみ監修 西東社 2021年8月10日発行(旧版は2016年1月)
初歩的なところからイラスト・図表付きで複式簿記・帳簿付(仕訳:勘定科目)等を説明してくれていて、これまで読んだ本では一番わかったような気になれました。だからといって、自分でちゃんと帳簿をつけて来年から青色申告するぞと決意するには至らないのですが。
仕入れと経費の区別は、それぞれの売上に関係があり粗利計算に使えるものは経費ではなく仕入れに仕訳してよいと説明されています(80~81ページ)。弁護士業務の場合、仕入れなんてないと思っていましたが、そう考えると、個別事件のために支出する費用は、仕入れと位置づけることができそうです。
個人事業主が法人成りした方がいいかについての考慮事項として、ある程度の儲けがないとそもそものコストが高くなって損することにもなりかねないとか、個人より法人の方が税務調査を受けやすいと実務的なアドバイスもなされています(124ページ)。
個人事業をやっていても、ああそういうことがあるのか(本当はそういうこともしなきゃならないのか)と気づかせてくれるところが多い本でした。
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益田あゆみ監修 西東社 2021年8月10日発行(旧版は2016年1月)