伊東良徳の超乱読読書日記

雑食・雑読宣言:専門書からHな小説まで、手当たり次第。目標は年間300冊。2022年に続き2023年も目標達成!

大人の教養 博識雑学2000

2023-05-27 19:04:15 | 趣味の本・暇つぶし本
 雑学のネタ2000個(たぶん。数えていません)をライフ編、ことば編、文化・習慣編、生き物編、地球・宇宙編、地理編、人体編、スポーツ編、歴史編、ワールド編、食べ物編、モノ・企業編、芸術・娯楽編の13テーマに分けて書き並べた本。
 宝くじで1等が当たる確率は(2021年の年末ジャンボで)2000万分の1、隕石で死ぬ確率160万分の1より小さい(9~10ページ)のだとか。そう言われてみると哀しいですね。その例えを聞くと、昔、まだスリーマイル島(TMI)原発事故が起こる前に、アメリカの原発100基で炉心溶融事故が起こる確率はヤンキースタジアムに隕石が落ちる確率と同程度などと宣伝されていた(ラスムッセン報告)ことを思い出し、そういう物言い、計算がどの程度信用性があるのかには疑問を感じますけれども。
 人間もチンパンジーもゾウも、体重が3キロ以上ある哺乳類なら排尿にかかる時間は同じ約21秒だって(279ページ)。本当か?年をとって排尿にやたら時間がかかる自分を省みて(改めて測ってみたら、60秒前後かかってる)、そうするともう哺乳類の枠に入らないのかと考え込んでしまいます。
 匿名のどういう人たちなのかわからない著者グループの執筆で、地震の説明に際して「マグニチュードが1増えるとエネルギーは1.6倍」(345~346ページ)なんて書いている(マグニチュードが1増えると地震のエネルギーは32倍というのは、もう常識だと思うんですが)のをみると、自分が知らない話をどこまで信じていいのか、不安になるのですが…


雑学総研 株式会社KADOKAWA 2022年7月15日発行


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