ここだけの話ですが、人は人の秘密の話をするのが好きですね。
おそらくは、このタイトルを見て、興味を持った人も多かったと思います。
そう、あなたもその一人です。
「ここだけの話」という場合、他に誰もいない部屋で、急に顔が近づき、声を潜めて「あなただけに」話すというのは、「この話は、あなたにだけ言うのであって、他の人に言ってはいけない」という意味が含まれています。
しかし、聞く方は、「他に誰も知らない、私だけが知ってる」という優越感で、ワクワク喜びに満ちてくる。その優越感と喜びを、誰かに伝えずにおくことはとても大変なことです。
だから、また別の人に「ここだけの話」をしてしまうでしょう。
「ここだけ」の話が1対1であったとしても、それが鎖のように連続していけば、「誰もが知っている」話になるのは火を見るより明らかです。「あなただけ」の「あなた」は人それぞれに違うのですから、それはどうしようもないことです。
結論。
人は人の秘密を暴くのが好きだ、というよりも、自分だけが知っているという優越感を自分の中に閉じこめておくことができないというです。
ここだけの話ですが、「なあむ」はすごく読まれているらしいよ。