







本日は親族から放鷹術の実演が行われるのを見学しようというのに誘われて浜離宮を訪れた。この公園、正式には「浜離宮恩賜庭園」という。私はこの「恩賜」という言葉がどうしても許せなくてこれまでも行こうかどうか悩んでいつも遠慮していた。
この「恩賜」ということば、あまりに恩着せがましいというか、押ししつけがましいというか、どうしても私にはなじめない言葉である。もとは、徳川家の鷹狩場、別邸から明治維新後皇室の離宮となり、敗戦を機に都に「下賜」されたのが1945(S20)年11月。1952年11月には国の特別名勝・特別史跡に指定された。


まあ「恩賜」という言葉にこだわって見に行かないというのも依怙地過ぎるし、庭園として見てみたい気持ちはあったので、今回の誘いにとりあえず乗ってみた。
ただし放鷹術の実演の方は、参加者が多いのと、大量の鴉がすぐ近くに群れを成して舞っていたためであろうか、鷹が高木に止まって警戒して動かなかった。実演者には気の毒であったが、鷹のご機嫌はなおらず、訓練の成果の披露にはあまりならなかったようだ。私も多くの人の頭ごなしではほとんど実演者も見ることもできず、早々にその場を離れて庭園を散策した。
すべての庭園の見所を見学は出来なかったが、池の中にある「中島の御茶屋」で抹茶と練切を注文して、それなりに満足した。高層ビルに囲まれ強風が舞う中でも静かな空間は確かにとても好ましく、貴重なものである。いい雰囲気だ。そして貴重な庭園美を維持管理する労力は、金も人手もかかる。今の自治体を巡る状況は厳しく、その上首長の動向はこういう労力を切り離そう、切り捨てようとしている。貴重なオアシスは大切に維持管理してもらいたいものだ。





16時過ぎには日がかげり寒くなったので、大森にある親族の家で恒例の新年会を開いた。大森には鹿嶋神社があり、この干支の置物も妻は楽しみにしている。新年会の前にちょっとあわただしかったがここを訪れて置物を購入した。ここの神社、元日や2日の昼間は初詣で長蛇の列が出来る。さいわい日が蔭ってから行ったので3分ほど並んだら参拝できたようだ。
新年会、お酒は持参しなくてはいけないので大森駅のスーパーのお酒コーナーで調達した。昨日記載した宮城の浦霞を販売していたのが目に付いたのだが、4合も1人では飲みきれない。ちょうどその横に八海山の発泡にごり酒という2合瓶が置いてあった。14.5度のアルコール度で2合というのはちょうどいいのでこちらを購入した。八海山はよく購入する日本酒で大変おいしいとの評判であるとのことだ。


本日はこのお酒でご満悦。ただし発泡酒、日本酒の自然発泡といわれる微発泡ではなく、人工的に炭酸を加えたもので、このアルコール度は強いのかなと感じた。アルコール度を下げるか、炭酸を弱くするか、どちらかにした方がいいように感じた。