Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

さとうてるえさんの作品

2013年01月20日 20時13分32秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 このブログで以前に紹介させてもらっている福島市在住の「さとうてるえ」さんの切り絵が動画となった。「福島市の中心街区をさらに面白く活性化させていく事を目的に運営されてる」インターネット放送局のウェプサイトで紹介されている。

 「ぶらっとWeb福島→福島の観光→ふくしま切り絵のある風景」で検索、または「http://blattotv.com/mt/」にてたどり着く。

この「ふくしま切り絵のある風景」では、「光のしずくイルミネーション」「吾妻スカイライン」「連山車」の3作品がアップされている。いづれも製作過程と作品が、実景と較べながら掲載された。ご本人は指先だけの出演だが、製作現場がのぞけるようになっている。

 このブログをのぞかれている皆さんには、「是非このWebをのぞいてほしい。そして福島市の観光に出向いてほしい。」との彼女からの伝言をお伝えしたい。

 参考までに、
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=ZiByWQemUv8#t=0s

寒中見舞い投函

2013年01月20日 13時48分47秒 | 日記風&ささやかな思索・批評


 本日は大寒、投函が少々遅くなってしまったが、昨晩記載したように本日は朝から寒中見舞いのハガキを作成・印刷。どうやら出来上がった。
 出来上がりはどうであろうか。写真の梵鐘の青の色が控えめすぎるようだ。実際はもっと緑青の色が目立ったのだが、ちょっと残念な気がする。

 昨日は、神奈川大学の公開講座で「日本文化を流れるもの」の第4回目「山頭火の少欲知足の生き方」と題した作家村上護氏の講演。1941年生まれというからちょうど私の10歳年長になる。
 山頭火という俳人、名前はよく知っており句もいくつか知っているが詳しいことはほとんど知らない。句集も読んだことがない。まずは入門からということで講座を受講してみた。復本一郎氏が井上井月の句集を岩波文庫から出版したが、山頭火はこの井上井月のお墓を詣でようとしていた。死の直前にその思いをかなえたらしいが、「捨てる」生き方に共通性があるのであろう。
 村上氏のお話は朴訥とした喋りで決して巧みではないのだが、山頭火が好きでたまらないという思いが実によく伝わってきた。
 「捨てきれない荷物の重さまえうしろ」の句を頼りに少欲知足の考え方、そして放浪・漂白ということを手がかりに日本文化の流れの中に山頭火を位置づける試みなど、おもしろいと思った。が提起だけの時間しかなかったと思う。
 もうひとつ面白いと思ったのは、金子兜太氏と村上氏との対談の中で、小林一茶は「漂白」者であり、帰る場所があったが、種田山頭火は「放浪」者であり、すべてを捨て去り帰る場所も捨てていた、との話が出たとのこと。面白い指摘だと感じた。