Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

香月泰男の絵4

2015年01月28日 22時20分18秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


 初期の作品ではもっとも有名なものといわれている「兎」(1939)。香月泰男28歳の作品である。1934年以来国画会には入選を続けていたが、第3回文展で特選を受賞し画家として大きな一歩を踏み出した作品である。
 しかも私生活でも充実している時期である。前年に婦美子夫人と結婚し、この年の5月に長男が生まれている。
 画面の矩形による分割、ひっかき線などが特徴の時期であると思われる。また犬や猫、あるいは家族の肖像など題材は身近であるが、ざまざまな技法を試みた時期であるという。
 私はこの絵の特徴は、矩形に区切られた飼育箱を構図に生かしていること、ひっかき線による微妙なグラデーションの表現。そして深い緑色と褐色がかった板の色の上下のバランス、そして兎の背後の黒の三色のバランスだと思っている。
 「かわいい」だけの甘さに堕することなく、冷静に構図や色の配合などを計算し尽くしているように感じる。同時に平面的な兎3頭はひょっとしたら同じ兎の3つの態様を描いたのかもしれない。

寒かった1日

2015年01月28日 20時30分35秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 昼間は横浜駅まで出かけて本屋と家電量販店をまわってから喫茶店で読書タイム。しかし暖かい店内でつい30分ほどうとうと。貴重な読書タイムは60分程度で終わってしまった。
 夕刻からのウォーキングはとても寒かった。特に陽が落ちてからは格段に風が冷たく感じた。それでも終盤にはかなり汗をかいてサッパリとした。ウォーキングとしては14000歩。1日の合計は23000歩。
 明日はもっと気温が下がるとの予報。明日は出かけるがそれほど歩くことはなさそうなので少し厚着をして出かけることとしたい。

ベートーベン「Vln.Sonata#4、#5‘spring’、#6」

2015年01月28日 11時42分52秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


 本日のCDは、昨日の続き。ヨゼフ・スークのバイオリン、ヤン・パネンカのピアノによるベートーベンのバイオリンソナタの第4番、第5番‘スプリング’、第6番。
 私は昔から4番、5番、6番は好んでいた。モーツアルト的な要素から次第に脱していく、初期ベートーベンから中期への移行を示すと云われている。確かに第4番、第5番では美しい旋律が主導の曲であるが、第6番になると音の厚みや勇壮な感じに力点が移っていくように思える。
 ベートーベンのバイオリンのソナタは第5番のスプリング、第9番のクロイツェルが有名だが、私は第6番がもっとも好きである。特に第2楽章がいい。

横浜では強風注意報

2015年01月28日 10時33分04秒 | 天気と自然災害
 横浜では昨晩日付が変わる少し前から風が強くなり始めた。今朝は風の音で目が覚めた。我が団地は丘の上にあり、風は強めである。しかも東西に号棟が並んでいるので、東西に風が吹き抜ける。大体が西の富士山が見える方角から、東の港を横断するベイブリッジの見える方向に強く風が抜けていく。多少南北に偏った風も東西の風に変化している。
 朝9時23分に横浜市域は強風注意報が発令された。

 雲量は次第に少なくなり、現在は晴れ、窓越しには心地よい陽射しがある。

 向こう3日間は気温が低く金曜は雪の予報が出ているが、昨日検索画面の天気予報欄には早くも「花粉情報」が掲載されていた。
 神奈川県・東京都は2月5日~10日位から飛び始めるとのこと。私も妻もさいわいにも花粉症ではないが、周囲には苦しんでいる方が多い。なかなか切実である。抗アレルギー剤を多用されている方もいる。
 私は、梅雨の頃に布団を運んだり、押し入れに顔を突っ込むとクシャミと鼻水が止まらなくなる。クシャミが連続して20回も続くともうお手上げである。40年も前に医師から「カビの胞子に対するアレルギー」といわれ「処置は特に無し」とあっさりと云われてそのままにしている。今は室内を改造して押し入れも無くなり、布団の上げ下ろしもしなくなったが、布団干しはもっぱら妻にお任せしている。
 花粉症で仕事が手につかないもどかしさは、それで推察するとこれはつらいものであると充分実感できる。