Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

明日は黄落を求めて‥

2016年11月19日 23時14分25秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 明日は日曜日、といって毎日が日曜日の私には関係のない曜日である。ただし土曜・日曜は横浜駅は家族連れや学生などで混雑するので、それを避けるために気にはしている。行楽地にもいかないことにしている。
 だが、イチョウがかなり色づいているということで、娘に誘われてイチョウ並木を見に行くことにした。明日の天気は本日と違って、晴れて暖かいという予想になっている。本日の横浜の最高気温は117℃であったが、明日は20℃を超えるかもしれないとの予報である。風もないようだ。

★磔像に四囲の黄落いさぎよし      横山白虹
★黄落や彫り深き目に舫(もやい)綱    藤井誠三

 夜になって久しぶりに肩が凝ったと感じている。ここ何年も肩が凝ったという自覚がなかった。退職する一年前に、40歳、50歳の時に続いて腕が上がらなくなったことがある。職場の傍の整形外科の医師からは「3度目の四十肩だよ」と呆れられたことがある。さいわいその医師のおかげだと思っているが、3週間の間に4~5回ほど注射をしたら治った。それ以来肩こりには無縁になったと思っていたのだが‥。
 今回は腕が上がらなくなるというようなことではなく、肩が重苦しい。
 目の疲労感はかなり治ってきたが、あるいはそれとも関係があるのかもしれない。予定を早めて来週にもいつもの眼科で様子を聞いてみることにした。
 最近体の調子が今ひとつ。万全ではない。

今晩は本日購入した「辻征夫詩集」を抱えながら、布団に入ることにした。


「辻征夫詩集」から

2016年11月19日 20時45分24秒 | 読書


 書店で「辻征夫詩集」(岩波文庫、谷川俊太郎編)が目について購入した。ときどき詩集や句集・歌集などを購入する癖がある。辻征夫という詩人の名はこれまで聞いたこともないし、ましてや読んだこともない。
 年譜を見ると1939年8月生まれ、というから私よりも12歳年上である。2000年1月に60歳で亡くなっている。
 この岩波文庫には、刊行された詩集や未収録詩編などと共に谷川俊太郎との対談や、谷川俊太郎の評、そして年譜が収録されている。それほど多作な詩人ではなかったようだ。
 まだ全部を読み終わっていないが、目について詩を二つほど引用してみた。

 沈 黙
(最初の6連略)
僕は友達に言う
すばらしいことはみんな夢の中で起こった
ぼくらはそれを思い出せないで暮らしている
一編の詩
ぼくらの苦しみでは創り出せない詩
それを思いだそうとしてぼくは歩いている
ぼくの沈黙を許したまえ、と

 あ る 日
ある日
会社をさぼった
あんまり天気が
よかったので

公園で
半日すごして
午後は
映画をみた
つまり人間らしくだな
生きたいんだよぼくは
なんて
おっさんが喋っていた
俳優なのだおっさんは

ぼくにも かなしいものが すこしあって
それを女のなかにいれてしばらく
じっとしていたい


 私にはすっと気持ちの中に入って来る感性であるように思えた。この詩集最後まで読んでみたいと立ち読みしながら思った。

「無駄」こそ生きがい‥

2016年11月19日 13時21分41秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 朝から雨の一日。雨は夕方には上がるようだが、最高気温は13℃と寒い一日になりそうである。朝からストーブを点けている。本日はこれから16時過ぎまで講座。
 瞼の周囲の赤みはほぼ消えた。しかし目の疲労感は少し残っている。3~4日前に比べるとずっと楽にはなったが、なんとなく目の奥に重みが未だにある。
 朝からこなしたことは、はがき1枚を書いただけ。もっとも結構凝ったものを作った。作る楽しみの方が大きい。楽しみといっても新年会の出席はがきだから本来は特に細工はいらないし、手書きでもすぐにできる。通信欄にパソコンで印字するためにいろいろ工夫をしていたら2時間ほどかかってしまった。人から見るととても無駄なことにエネルギーを費やしている。昔からそんなことばかりしている。以外に凝り性なのかもしれない。同時に人間というもの、どこかでこんなことに熱中したくなるものなのかもしれない。