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Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

地震に伴う原発事故への疑問

2016年11月22日 22時34分23秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 本日の福島第2原発の事故について、3つの疑問をまとめてみた。

1.燃料プールの水の揺れを水漏れと判断して自動停止、それを復元するのに手動で再起動という。揺れを水漏れと判断する自動認識も問題である。もし震度6や7で手動でも自動でも再起動が不可能ならそのまま停止したままということではないのか。
2.「放射能のモニタリングが停電で働かくなり測定ができなかった」とのこと。これがモニタリングだけの停電なのか、他のシステムも停電していたのか、はっきりしていない。モニタリングだけの停電としても、作業員の安全も、外部への影響があったかどうかも不明という事態が起きていたことになる。
3.発表が1時間以上も遅れたこと。

 とりあえず私なりの疑問を整理してみた。今後この疑問が氷解することがあるのだろうか。すくなくともいづれもごく基本的なことが解決していないシステムのように思われる。

バッハ「ゴールドベルク変奏曲」(グレン・グールド)

2016年11月22日 21時02分48秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


 我が家にはバッハの「ゴールドベルク変奏曲」は2種類ある。ひとつは本日取り上げるグレン・グールド(1932-1982)の1981年のピアノによるデジタル録音盤、もう一枚はジャス・ピアニストのキース・ジャレット(1945-)のハープシコードによる1989年の演奏のもの。
 よく人に「両極端」な選択と指摘されることがある。極端な選択をした覚えはないが、たまたまそうなっただけである。
 毀誉褒貶、評価はいろいろあるグレン・グールドであるが、1955年にこのゴールドベルク変奏曲でワシントンにて衝撃的なデビューを飾っている。その後1964年以降演奏会で人の前で演奏することをやめ、録音一筋となってしまう。またバッハへの傾倒でも有名である。この1981年版は1955年のデビュー以来の録音として貴重なものであるという。
 作曲家の指定を変更するなどさまざまに物議をかもしており、このゴールドベルク変奏曲でも作曲家よりも演奏家グールドの奏法、それも旧盤と新盤の比較に大半が費やされている。
 グールドとジャレットのCDしか知らない私は、「正調」のゴールドベルク変奏曲を知らないといえるのかもしれない。
 このゴールドベルク変奏曲は本来の題名「アリアといろいろな変奏 クラヴィーア練習曲集」というのだそうだが、「カイザーリンク伯爵の不眠症をいやすため」の曲ということである。しかし幾度聴いても私には心地よい眠りにいざなわれるという感覚には襲われない。どちらかというとポツンポツンという切れ切れの印象の方が強い場合がある。一気に聴き通してしまうことの方が多いが、気分的に高揚していないとそんな感想にはならないと思う。

            

明日は横浜でも雪か

2016年11月22日 14時06分36秒 | 天気と自然災害


 神奈川新聞のウェブサイトには「横浜で雪なら54年ぶり」との見出しで、神奈川県内は「気温が低くなれば、平地でも積雪の可能性」と記されている。11月の初雪ということならば、1962年11月以来、54年ぶりということらしい。路面の凍結は怖い。

 私の勤めていた職場も慌ただしいことになるのだろうか。雪が降ると大騒ぎであった。

津波注意報はすべて解除

2016年11月22日 13時23分06秒 | 天気と自然災害
 先ほど11時に気象庁の報道発表が行われた。
⇒【http://www.jma.go.jp/jma/press/1611/22b/201611221100.html

 この中では、
「揺れの強かった地域では、落石や崖崩れなどが起こりやすくなっている可能性がありますので、今後の地震活動に注意し、復旧作業に携わる方々等、危険な場所に立ち入る場合は地震に注意しながらの作業を心がけてください。揺れの強かった地域では、地震発生から一週間程度は、最大震度5弱程度の津波を伴う地震に注意してください。特に地震発生から2~3日程度は、規模の大きい地震が発生することが多くあります」
と記載されている。


 またすべての津波注意報が0時50分に解除された。

 これから被害の具体的な広がりが明らかになってくると思われる。


情報の取捨選択

2016年11月22日 12時28分45秒 | 天気と自然災害
 今朝は、地震を受けて、慌てて福島や宮城などに住んでいる友人にメールで安否を確認した。テレビの報道とツィッターの情報、それぞれに特徴があるがツィッターの場合、情報の取捨選択が難しい。ひどい悪質なものを平気で垂れ流す犯罪といえるようなことを発信しているものもおり、熊本や鳥取の地震の時と同じくとてもいやな気分になる。
 正確な事態把握は現地にいない私にはわからないが、信用できるものを事前に選択しておかないと振り回されることになる。とんでもないものに加担しないようにしなくてはいけない。
 いくつかの極めて悪質なものはツィッター社によって凍結された模様である。

 また津波の危険な状況を携帯で撮影して投稿しているツィートにマスコミが群がって、連絡を取りたいと申し入れているのも見つけた。これなど避難すべき場面であるので、避難を呼びかけるべきところが、その動画を利用することしか頭にないようだ。1社が群がるとつぎづきに他社も群がってくる。
 マスコミが人に信用されなくなっている状況はマスコミ自身が作り上げていないか。取材班が危険を犯すのですら、人命尊重と労基法の安全確保や慎重さが求められる。まして住民、マスコミ関係者ではない人間の危険な行為にぶら下がっての報道は、手柄なのだろうか。


 さて、人的被害としてけが人が出ている。東松島市内の漁港では津波によると思われる漁船の転覆の映像が流れていた。多分養殖の施設の被害はこれから明らかになってくると思われる。5年前の震災の前年にもチリ地震の津波被害があり、そして大震災があり、今回と漁業被害が繰り返されている。

福島県等で震度5弱 津波警報は解除

2016年11月22日 11時31分58秒 | 天気と自然災害
 横浜でも震度3であった。まだ寝ていて、多分地震の途中で目が覚めたようだ。目が覚めてテレビを点けた時点でもう地震の報道がなされていた。
 揺れの振幅は大きかったが、加速度は小さくゆっくりとした揺れで、5年前の震災の地震の余震の揺れを思い出させるような揺れだった。あの時の本震の揺れはひどかったが、それ以降の余震の揺れとそっくりと思えた。

 さらに「東京電力によると、地震の影響で、福島第2原発3号機の使用済み核燃料プールの冷却機能が自動停止した。原子力規制庁によると福島第1原発には異常はない。津波の影響は確認中」という報道があり、1時間半後には「原子力規制庁によると、地震で東京電力福島第2原発3号機の使用済み核燃料プールの冷却設備が自動停止したが、午前7時47分に復旧した」という報道になった。プールの水の揺れで自動停止したのが原因という。
 報道はこれで終わってしまっているように見えるが、しかし「震度5弱」でプールの水の揺れで自動停止してしまうという、構造的な欠陥に思えるのだがそこに対する疑問が私は解消できないでいる。もしも震度6や震度7で復旧できない状況が生まれたら、制御できない事態になる。ここら辺の安全対策に対するマスコミの質問がなかったように見えるのが、不満である。すくなくとも今後大いに議論されなくてはいけないのではないか。

 報道発表が行われた。この発表以降に宮城県に津波警報が出され、仙台港で最大1m40cmの津波が観測されている。
 しばらくはこの地震に注目しなくてはいけないようだ。人的・物的被害は少ないようだが、余震も心配である。

■気象庁 平成28年報道発表資料 >
「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」について(第78報)
-平成28年11月22日05時59分頃の福島県沖の地震-
地震の概要と津波警報等の発表状況
★検知日時
(最初に地震を検知した時刻) 11月22日05時59分
★発生日時
(地震が発生した時刻) 11月22日05時59分
マグニチュード 7.4(暫定値;速報値7.3から更新)
★場所および深さ 福島県沖、深さ25㎞(暫定値; 速報値約10kmから更新)
発震機構 北西-南東方向に張力軸を持つ正断層型(速報)
★震度 【最大震度5弱】福島県白河市(しらかわし)、須賀川市(すかがわし)、国見町(くにみまち)、鏡石町(かがみいしまち)など16の市区町村で震度5弱を観測したほか、東北地方を中心に、北海道から中国地方の一部にかけて震度4~1を観測しました。
★津波警報 福島県(22日06時02分発表)
★津波注意報 青森県太平洋沿岸、岩手県、宮城県、茨城県、千葉県九十九里・外房(22日06時02分発表)、千葉県内房、伊豆諸島(22日07時26分発表)
※今回の地震は「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」の余震と考えられます。
○ 防災上の留意事項
 津波による被害が発生します。沿岸部や川沿いにいる人はただちに高台や避難ビルなど安全な場所へ避難してください。津波は繰り返し襲ってきます。警報が解除されるまで安全な場所から離れないでください。また、津波注意報が発表されている地域では、海の中や海岸付近は危険です。海の中にいる人はただちに海から上がって、海岸から離れてください。潮の流れが速い状態が続きますので、注意報が解除されるまで海に入ったり海岸に近付いたりしないようにしてください。
 揺れの強かった地域では、落石や崖崩れなどが起こりやすくなっている可能性がありますので、今後の地震活動に注意し、復旧作業に携わる方々等、危険な場所に立ち入る場合は地震に注意しながらの作業を心がけてください。
○ 津波の観測状況
 22日07時30分現在、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県九十九里・外房、千葉県内房、伊豆諸島で津波を観測しています。
大船渡( 0.3m:07時08分)、石巻市鮎川( 0.3m:07時20分)、相馬( 0.9m:07時06分)、いわき市小名浜( 0.6m:06時49分)、大洗( 0.5m:07時08分)、勝浦市興津( 0.3m:07時03分)、館山市布良( 0.3m:07時13分)、八丈島八重根( 0.3m:07時22分)
○ 地震活動の状況
 07時30分現在、震度5弱が1回、震度3が3回、震度2が7回、震度1が7回発生しています。
○ 緊急地震速報の発表状況  略

問い合わせ先    気象庁地震津波監視課    電話03-3284-1743

資料全文
「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」について(第78報)
-平成28年11月22日05時59分頃の福島県沖の地震-[PDF形式: 1,086KB]

⇒【http://www.jma.go.jp/jma/press/1611/22a/201611220800.html
⇒【http://www.jma.go.jp/jma/press/1611/22a/kaisetsu201611220800.pdf