Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

巨大マツタケを1本

2016年11月02日 22時56分46秒 | 料理関連&お酒
 本日は夕刻近くにインフルエンザの予防接種。65歳を超えたので横浜市では2300円の自己負担。今は大体4000円位が相場なので助かった。
 予防接種をしたから「アルコールは今夜はダメ」とは言われなかったので、つい缶ビールのレギュラー缶を飲んでしまった。看護師いわく「ホドホドなら飲酒もいい」ということなので、350ccのビールならば十分「ホドホド」の範囲内と思われる。

 本日妻がスーパーで600余円のカナダ産マツタケを購入してきた。何日か前に私が見かけて、食べてみたいと言ったもの。茎の直径が4センチ、高さが14センチもある巨大なもの。匂いは微かであるが、歯ざわりは十分。味が強くないが確かにマツタケの味である。アルミホイルで包み焼にして巣立ちと醤油を垂らして食べた。半分はまだ残っている。明日の楽しみ。
 こんなに巨大なマツタケを食べたのは生まれて初めてである。

 缶ビール1本であったが、満足して本日は早寝としよう。

バッハ「ヴァイオリン協奏曲集」

2016年11月02日 18時15分06秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


 本日は朝からこのCDを繰り返し聴いている。
 一昨年の7月に取り上げたアーノンクール指揮によるバッハのヴァイオリン協奏曲5曲の録音。BWV1041、1042、1043の通常演奏される3曲は1966年の録音。復元版である1056Rは1976年の録音、1060Rは1969年の録音。
 1056Rの第二楽章はもともとオーボエ協奏曲の一部だったのではないか、という。確かにオーボエの音色だといっそう美しくなるような気はするが、どうも短すぎて突然終わってしまう。第1、第3楽章が元からヴァイオリン協奏曲だったというが、ともにヴァイオリンの音色には馴染まないような印象をわたしは持っている。素人の感想なので特段権威は無い。
 やはり最初の3曲は完成度が高い。だが、私は1060Rのオーボエとヴァイオリンのための協奏曲も気に入っている。2台のチェンバロのための協奏曲(BWV1060)からの復元であるが、演奏される機会はこちらの復元版の方が多いと解説に書いてあるが、私もこの復元版の方から耳にした。
 幾度聴いても飽きることのないヴァイオリンという楽器を熟知した作曲家の作品だと教わった。




鈴木其一「夏秋渓流図屏風」

2016年11月02日 12時07分45秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
  


 サントリー美術館で開催されていた「鈴木其一」展はもう終了してしまったが、この夏秋渓流図屏風と風神雷神図襖の感想をまだ記載していなかった。
 本日はこの根津美術館所蔵の「夏秋渓流図屏風」。私は初めて根津美術館でこの作品を見て、初めて鈴木其一という名を知った。左双が秋で桜紅葉である。檜の葉も一部黄色になっている。右双が夏で白百合が咲き誇り、笹の葉が若い。見どころはいっぱいある。
 檜の濃い緑と黄、下草や笹の少し薄い緑、渓流の青、基調とした渓流の岩、紅葉した桜らしい葉の紅と黄、ゆりの白と7色しかないにもかかわらず、広い奥深い空間を感じた。
 始めは檜の幹と岩肌に描かれた白い縁取りの苔が煩く感じた。カイガラムシや海岸のフジツボを連想させるのであまりいい感じはしなかった。あとでポストカードを見ているうちにこれがなくなったらアクセントのない絵になり、山深い印象が希薄となることに気がついた。同時にこの苔に不思議な魅力を感じるようになった。解説では「妖しい雰囲気を画面に醸し出す」とある。山の精、深山の住む霊気などの象徴かとも思われる。そういえばこの絵には動物は右双の中央の檜幹の上方にいる蝉一匹のみである。
 この蝉一匹というのも印象的である。以前に中島清之の作品展を横浜美術館で見た時に、三渓園臨春閣襖絵の牡丹図8枚の内の1枚に小さく描かれたカタツムリ1匹、同じく梅図のリス1匹・小鳥1羽が鑑賞者の視線を弾いていた。琳派を標榜する人の共通する嗜好かともふと感じた。



 解説によると円山応挙の「保津川図屏風」、葛飾北斎の「諸国瀧廻り」の影響などが指摘されている。さらに「両隻の中央に身を置いて眺めたときには、自分の方向に勢いよく流れてくるようにしか見えない流水の描き方など、それまでの琳派を逸脱した造形意識も強く感じさせる」と記載されている。
 記載のとおりこの作品は、応挙の「保津川図屏風」よりも水の流れが鑑賞者に押し寄せてくるように見えるのは実感できる。この感覚は中央にそして畳に座ってこの絵を眺めるように中腰になって見るといっそう明確になる。
 同時にこの低くから見上げる視点が大事だと感じたのは、左双の色づいた葉と右の白百合である。この視点からだと、色づいた葉が目の前に落ちてくるように浮いて見える。目の前に降って来る感覚でもう。わずか4枚の葉が主役のように見える。右に目を転ずると白百合がやはり画面から浮き上がるように見える。だまし絵のように立体感のある作品に変身する。これは上から見下ろしていたのでは実感できない。
 できれば展示するときに、もう少し(あと50㎝ほど)上に展示してもらえると、たったままその視点から鑑賞できるのだが、中腰で見るのはつらい。
 最初に根津美術館ではこのような見方はしなかった。今回初めてこのことに気がついた。こんな鑑賞ができたことがありがたいと感じた。

 他にもいろいろ見どころはあると思われるが、私が印象に残ったことを記してみた。

ストーブを確保

2016年11月02日 10時28分42秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 本日の最高気温の予想は14℃。ようやく晩秋の雰囲気の日々が続く。
 本日は昨晩寒かったこともあり、小型のガスストーブをわたしの部屋に確保。この部屋は6畳に少しかける広さしかない上に、長辺の壁に天井までの高さの本棚、パソコン台、机、紙類とプリンターの棚、妻の衣装ダンスと鏡台がぎっしりと詰まっている。人が歩くスペースは2畳半ほどしかない。
 10分もストーブを点けるとあっという間に暖かくなる。しかし北側の玄関側の入口には扉がないのですぐに寒気がやってくる。
 点けたり、消したりで面倒だが、冬になると不平は言ってられない。以前はオイルヒーターを使っていたが、温まるまで時間がかかるので今はしまい込んだままになっている。

 本日の午後はインフルエンザの予防接種の予約をした。それ以外の予定はない。