Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

二十四節気「大雪」

2022年12月08日 22時53分13秒 | 俳句・短歌・詩等関連

 昨日の7日は「大雪」であった。大雪とは「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也(暦便覧)。朝夕には池や川に氷を見るようになる。大地の霜柱を踏むのもこの頃から。山々は雪の衣を纏って冬の姿となる頃」という。この時分になると関東地方南部ではようやく冬になった気分である。

 「大雪」の候にちなんで雪の句を3句ほど。

★地の深雪宙の二階の白根澄む      飯田蛇笏
★鳥落ちず深雪がかくす飛騨の国     前田普羅
★門をゆくひと物いはぬ深雪かな     会津八一

 関東地方ではこれらの句のような大雪(おおゆき)は、山沿いをのぞいて体験することはない。私のすんだことのある北海道の渡島半島の南端の函館や仙台でもそのような雪の体験はほとんどない。根雪となったのは函館であった。
 だが、多くの人はその苦労を知ったうえで、どこかでこのような雪に埋もれる生活に心惹かれるものらしい。私もそうである。しかし、この腰や膝の痛みを抱えていては、雪かきなど難しい。


満月と火星

2022年12月08日 21時12分55秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 先ほど満月とそれに寄り添うような火星を眺めてきた。三脚もカメラを固定するものもなかったので写真は撮らなかった。肉眼と双眼鏡でのぞいて、満足。肉眼で見ると満月は少しもやっていたが、火星はくっきりと見えた。

 夕食後は引き続き「菊帝悲歌 小説後鳥羽院」(塚本邦雄)の第5章「まつよなければ 承久三年1221」を読む。

 満月と火星の代わりに、みなとみらい地区の紅葉をもう1枚。


横浜美術館前の紅葉

2022年12月08日 18時28分01秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 午前中は、みなとみらい地区の神奈川大学の校舎で「キーワードで観る美術鑑賞 色彩編」の第4回目「紫と絵画」(講師:中村宏美氏)を受講。講座の中で「近代美術の巨匠たち」(高階秀爾、岩波現代文庫)を紹介してもらった。

 講座終了後、工事中の横浜美術館の近くの喫茶店で昼食。コーヒーを飲みながら外を眺めているうちに、暖かい陽気でもあり、ランドマークタワーを通って桜木町駅まで歩いてみることを思いついた。
 久しぶりに帆船日本丸を下に眺めながら、動く歩道を経由して地下鉄桜木町駅まで。
 横浜駅で歩数計を見ると7000歩余りも歩いた。むろん杖を突かずにのんびりと歩いた。

 横浜駅で有隣堂を巡り、紹介された本を見たが、在庫はどの店にも無いようである。出版が2008年正月なので致し方のないところ。古書店で探すことも考えたが、交通費や時間を考えると、神奈川大学の六角橋の生協に出向いて注文することにした。