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Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

右膝の痛み

2022年12月30日 22時35分09秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 机の上の片付け、講座の資料などを整理しているうちにお昼が過ぎた。出かけて所用を済ませたのち、コーヒータイムに「図書1月号」を読了。
 夕食前後に「マルクス・アウレリウス」(岩波新書)を読み進め、ほぼ読み終わった。明日には坂本繁二郎の自伝の解説部分を読んで今年の読書は終了予定。

 右膝は家にいても時々痛みを感じる。明日は出かけないほうがいいかもしれない。ここでまた痛みがひどくなってしまっては元も子もない。痛みが再発しては、治るまでにさらに時間がかかるかもしれない。

 しかしここまで膝が悪化するとは、30代、40代に登山やジョギングに精を出していた時には考えもしなかった。もっともそんなことを考える人はいないであろうが。

 今夜は痛み止めを服用し、右膝に湿布をして就寝予定。


読了「図書1月号」

2022年12月30日 20時43分14秒 | 読書



 今月号で目をとおしたのは、次の12編。

・[表紙]ナポレオン         杉本博司

・年中行事             畑 尚子

・地名に込められた想い       阿部賢一

・こころの紡ぎ出した物語としての『モモ』  河合俊雄

・キーワードは〈遠近法〉      新関公子
仏像の起源にギリシャ彫刻の影響をみるなら、仏教伝来も間接的西洋との出会いであろうし、キリスト狂伝来と宣教師によるセミナリオでの聖画政策指導は、より明白な西洋美術の到来と見なせる。しかし仏教伝来もキリスト器用伝来も近代美術には遠すぎる。真に西洋の表現が日本美術に影響を及ぼす事態は、江戸時代中期、八代将軍吉宗が1716年に始めた享保の改革によりもたらされた‥。」
「雪舟は遠近法を心得た唯一の例外的存在であるが、日本人の描く絵は昔も今も概して平面的、遠近法は苦手である。そのなかで、浮世絵師の遠近法理解は傑出していておもしろい。‥小質点の位置をわざとあいまいにしたり、深奥へ向かう道や川をひょいと曲げて消失点を結ばせない。あるいは地上の現実の山である富士山を消失点の位置に置く。それでいて西洋人に抵抗のない奥行ある自然空間をそこに感じさせる。

・新春かるた                  柳 広司

・秋には幽霊がよく似合う            プレイディみかこ

・「本当」の松明を掲げて            古谷田奈月

・人生のかけらを集める             菊池 暁

・教員多忙化問題の本質             高橋 哲

・本の栞にぶら下がる              齋藤真理子
栞はたいてい、一冊に一本しかない。読み終えて、迷いなく、そこへ栞を挟んでおこうと思うページがわかる。そいていつかまたここを開いたときにもその意味がわかるだろうと確信でき。‥

・知的情熱を体で表現する            萩田泰永
「探検とは知的情熱の肉体的表現である。」

 


慌ただしくよぎる人波にもまれる

2022年12月30日 18時15分13秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 横浜駅で若干の買い物と所用を済ませ、有隣堂を一巡してから安いチェーン店でコーヒーを飲みながら読書タイム。
 人混みは昨日よりも多かっただけでなく、歩く人のスピードが早かったように感じた。私も足が少し痛かったので、足を惹きづるように地下街を歩いていたら、すれ違いざまにかなり多くの人と接触した。正面からぶつかるようなことはなかったものの、擦り抜けるように足早に人混みを塗って歩く人が目だった。殺気だった人通りというと大げさであるが、昨日に比べ急いでいる人が多くなったのは確かであった。
 出かけなければ良かったと思う。しかし同時に、そうはいっても感染リスクはあるものの、年寄りにもこなさなければならない用事はある。

 自分も若いころはあのように人の合間を縫うようにして歩いていたかもしれない。あの歩き方は杖を突いている人間に恐怖を与える。それを思うと赤面し、反省せざるを得なかった。
 
 明日は妻が今年初めて注文したおせち料理を取りに同じ地下街を歩く予定である。もしも人とぶつかった場合、杖を突いていれば転ばずに住む可能性は高くなる。また多少は早めに身を翻すことも出来る。妻に「杖を突いて歩いたほうが安全かもしれない」というと、一人で取りに行ったほうがいい、とのご託宣。確かに杖を突いていては荷物は持てない。