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Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

「図書12月号」から その3

2022年12月03日 23時01分29秒 | 読書

 新宿までの電車の中で読んだもの。

・ゆうやけ七色             近藤ようこ

・寓話                 岡村幸宣
・・体験を拠り所とする想像力は、否応なく遠ざかりつつある。「記憶の継承」がメディアが取り沙汰されるのは、そんな危機意識のあらわれだろう。一方で、歳月によって記憶が遠ざかるのは自然なことだ。体験者の証言はかけがえのない意味を持つが、他者がそれをなぞるだけでは、記憶の鮮度は失われていく。「継承」とは、記憶の意味を理解し、思索を深めると同時に、そこから見出せる問題意識を更新し続けることだと思う。
ものごとにはかならず終わりがある。けれども人々の心には、確かな記憶となって残り続ける。美術家の心のなかにも、この場所を通過したという記憶と手ごたえは残されるだろう。大切なのは、その試みを、途絶えさせずに続けていくことだ。

 今月号は16編中12編で読了。


無事帰宅

2022年12月03日 22時30分31秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 21時過ぎに忘年会から帰宅。夕方に横浜駅から新宿駅までの駅構内は人通りも多く怖いので、リュックから杖を取り出して歩いた。特に往路は混雑していた。山手線の遅れもあり、新宿駅での総武線への乗り換えは特にひどかった。狭いホームを人混みを避けながら冷や冷やしながら歩いた。
 復路は混雑の時間帯を過ぎており、楽であったが、念のため杖はしまわずに家まで持ち歩いた。

 明日の午前中は団地の管理組合の諮問機関の会議。寝坊は出来ない。


「図書12月号」から その2

2022年12月03日 10時48分29秒 | 読書

 昨日目を通したのは次の4編。

・シーツ越しの歌声           イリナ・グリゴレ

・平和へのパレード           大島幹雄
4月1日、YouTubeチャンネル「Clown parade」を解説した。ロシアによるウクライナ侵攻に対して、いままでサーカスやクラウン(道化師という訳がいいのだろうか?)たちと仕事をしてきた私が、何ができるか、仲間たちと共に考えながら、立ち上げた「笑いで平和」をめざしたプロジェクトだ。
「クラウンは時代を映し出す鏡」といわれています。それは時代がまちがった道に進むことへ警句を発するという指名をクラウンが担っているからでしょう。‥戦車に戦車で対抗してはいつまでたっても戦争は終わりません。戦争をやめるために何が必要か、それは人間の善と愛を信じる力です。みんながそれに不信をもっているとき、愚者、クラウンだったら、それを訴えることが出来るのではないでしょうか。

・横光利一の時代とメディア       十重田祐一

・気楽な現場              谷川俊太郎