18時半くらいから突然風が強くなり、ベランダにあるものが大きな音を立てて動き始めた。植木鉢を覆っていた透明の鳥よけの傘、水を入れ忘れていた小さな如雨露を慌てて風のない隅に移動したり、水を入れて重くしたり、と少々慌てた。そして急に気温が下がってきたようでもある。
本日は今年最後の満月。17時ころには東に月が上り始めた。ちょうど反対側の西側では、土星に近づいていた木星が今にも沈みそうな位置で、夕日が沈むに従いその輝きを増している。木星と土星はだいぶ離れている。木星のほうが地球に近いから、土星よりも早いスピードで移動している。
月に話を戻すと、夕方に青い空に見える白い月は私にはとても薄っぺらに見える。青い空に貼りついている白い月は、向こう側が透けて見えるような薄焼き煎餅のように見え。しかし蔵なってから上って登ってくる月は、立体感があり、厚手のホットケーキを眺めているように思える。
冬の満月の直前にはことさら青空の月は薄っぺらに見える。そして赤っぽく上ってくる月はことさらに厚みがあ。残念ながら高く上るにつれ、その厚みは薄らいでいく。
今年も大晦日を控えた本日も、近くの中学校ではおそくまで職員室に灯かりがともっている。最近の学校の先生の遅くまでの労働を見ると、とても恐ろしい時代だと思う。しかし同時に、折り合いの悪かった教師との確執をも思い出す。だれでもがそうであろうが、十代のころの教師像は、プラスとマイナス、相半ばである。
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