Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

世界のうつくしさは悲哀でできている

2020年05月12日 20時12分19秒 | 俳句・短歌・詩等関連

  世界の最初の一日
           長田 弘

水があった。
大いなる水の上に
空のひろがりがあった。
空の下、水の上で、
日の光がわらっていた。
子どもたちのような
わらい声iが、漣のように、
きらめきながら、
水の上を渡ってゆく。
風が追いかけていった。
樹があった。
樹の下には蔭が、
蔭の中には静けさがあった。
(世界がつくられた)
最初の一日の光景は、
きっとこんなふうだったのだ。
人ひとりいない風景は、
息をのむようにうつくしい。
どうして、わたしたちは
騒々しくしか生きられないか?
世界のうつくしさは、
たぶん悲哀でできている。

 長田弘の詩集「人はかつて樹だった」より。

 美しい世界の根元には、束ねることはできない一人ひとりの無念と心の奥底に堆積させた悲哀が積み重なっている。それらは、その他大勢、とは決して括ることのできない。


パソコンは明後日まで・・

2020年05月12日 11時58分54秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 パソコンは14日(木)に修理が終わり届くとのこと。
ハードディスクの交換は免れたようだ。ホコリが溜まってクーラー効かなかった可能性高く、それが誤動作の原因と云われた。
ホコリを除去して元に戻ればいいが、不安は拭えない。

 本日は晴れ時々曇り、25℃。我が家の周囲は、風は弱いようだ。曇りがちである。

 昼食後関内へ。


頭の中の泡と格闘か・・

2020年05月11日 22時39分05秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

一日家にこもっていたのになぜか眠い。体もほとんど動かしていない。
いろいろと頭の中では書きたいこともあったけれども、まとまらない。
頭の中の泡と格闘していたようなものだったかもしれない。情けない話である。自己嫌悪も少々。

本日はこれにて就寝。


薄暑

2020年05月11日 21時36分01秒 | 俳句・短歌・詩等関連

★爪切つて身の軽くなる薄暑かな    岩西多加志
★帯解けば疲れなだるる夕薄暑     古賀まり子

 薄暑にしては暑かった。横浜は28℃を記録した。風もあまり強くなく、暑さはいっそう強く感じた。
上記2句、暑さがひとしお感じる句に思えた。
 爪ですら重く暑苦しい、同時に爪を切るという少しあらたまった気分によって、暑さに対して気分を引き締めているのであろう。
 和装の女性を見ることもなくなったが、あのきりりとした着物を見ると頷ける。だが、私も現役の頃はネクタイ・ワイシャツを取るとどっと力も抜けた。私にも少しは理解できる。


ほぼ引きこもり

2020年05月11日 18時31分34秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

本日は暑いくらいの陽気。少しの時間だけ近所を歩いただけで、家に引きこもっていた。もったいないような気分。

「スペイン美術史」は第2章につづき第3章を終了。これより第4章、第5章。序章と第1章は最後に読む予定。

明日も天気は良いらしい。

だが、修理に出したパソコンはまだ戻らない。いろいろと不便で往生している。復元が難しいのだろうか。


怒り

2020年05月10日 21時01分22秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

風があまりにも強い。13時前に17.6メートルの最大瞬間風速を記録しているが、現在はもっと強いように思える。
危険なのでウオーキングは無理そう。

ツイッターでは、

#検察庁法改正案に抗議します

というタグへのリツイートは400万になりそうな勢いを示し、「閣議決定撤回と黒川氏の辞職を求める」電子署名も30万になろうとしている。私も署名をした。

日本の政治は災害対応をまともにしようとしない首相によって、劣化の一途をたどり、検察官の人事まで手に入れようとしている。
私もこれらの動きに、抗したい。


マスク値崩れ報道

2020年05月10日 12時54分37秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 昨日近くの私鉄の駅の周囲の歩道でリヤカーを見つけた。若い会社員風の男が牽いていた。小さな幟に「マスク販売」、パネルに「不織布マスク50枚入り3200円」等の表示。
 この界隈、何軒かの店の軒先で同じ意匠の箱で、同じ値段でテーブルに載せて販売している。

 ともに購入のために並んでいる人も無く、購入者も見かけなかった。
 ネットでの転売が禁止されたためであろうか、買い占めしたものを売り抜けようとしているようだ。
 すでに値崩れを始めたといわれている。

 「アベノマスク」について、開き直って、意味不明な“需要抑制効果”だとか、市場にインパクトを与えて出回るきっかけとなったような評価を、言い出した本人が言っているようだ。もしもそれが本音なら、目的を達したのだから、配布をやめたらいい。466億の無駄遣いを続ける必要などない。
 「競争入札」も経ない、かつ理由も不明確な「随意契約」は違法の疑い濃厚ではないか。
 わたしは衛生上も問題が生じたものを使う気もないし、不良品を寄付するのは気がひける。

 「こんなトンデモ首相がいた」という証拠として保管しておくつもりだ。


濃霧注意報と強風注意報

2020年05月10日 12時12分27秒 | 俳句・短歌・詩等関連

 朝から濃い霧。濃霧と強風の注意報が同時に出ている横浜。不思議ではあるが確かに風も吹いている。風は生暖かい。
 霧雨に濡れながら、団地の展望の良いところまで行ってみた。みなとみらい地区のランドマークタワーもまったく見えない。もっと近くにある横浜駅周辺の高層ビルも隠れてしまっている。
 横浜ではこれほどの濃い霧は珍しい。
 霧は秋の季語であるが、いくつか。霧の句は多いが、選ぶのが難しかった。

★一切があるなり霧に距てられ      津田清子
★白樺を幽かに霧のゆく音か       水原秋櫻子
★霧の村石を投(ほ)うらば父母散らん  金子兜太

 


更衣、通り雨

2020年05月09日 23時07分37秒 | 俳句・短歌・詩等関連

 ほんの一瞬雨が落ちてきた。家の前の路面にわずかな痕跡だけを残して雨雲は通り過ぎてくれた。
 雲の切れ目からすぐに濃い藍の空が顔を出した。しかし私の視力では星を見つけることは出来なかった。

 そろそろ半袖のポロシャツや上着が欲しくなってきた。半袖とメッシュのベストで充分である。
 本日は曇り空で風も強かった。23℃。長袖では暑く感じた。寒さを感じたときは薄い生地のウィンドブレーカーをリュックに忍ばせておけば問題はない。

★しみじみと大樹ありけり更衣   廣瀬直人

 明日は午前中は雨。予定はない。


うぐいすの声

2020年05月09日 21時08分03秒 | 俳句・短歌・詩等関連

 夕方に再び住宅街を歩いてみた。再び鶯の声を聞いた。鶯の声は晴れた日の空に響くのが美しいとされるが、本日のように曇り空に響くのも悪くはない。
 湿度が低いほうが音は遠くまでとどく。だが減衰率の大きい曇り空で湿度の高い日、あるいは雨の日のほうが遠近感がはっきりして身近に聞こえるとも言えるのではないか。

★鶯のやゝはつきりと雨の中    深見けんニ
★鶯や前山いよよ雨の中      水原秋櫻子

 明日は雨模様。例年のように団地の中でも鳴いてほしいものである。


鶯の初音

2020年05月09日 16時54分02秒 | 俳句・短歌・詩等関連

曇り空のもと散歩を兼ねて買い物に同行、というよりも当然ながら荷物持ち。いつもとは反対方向の生協まで歩いた。往復8千歩ほど。

★鶯の声入れて閉ぢ夫の墓    浜上公子
★茹で青葉水に浸せる初音かな  田中公子

帰り際、住宅地の中で今年初めて鶯の声を聞いた。鋭い鳴き声が近くのマンションに響いて幾羽も鳴いているようだ。
鶯の初音は春の季語、私の感覚や体験では初夏のほうがふさわしい。


子燕、燕の子

2020年05月08日 22時32分32秒 | 俳句・短歌・詩等関連

初夏の晴れやかな日、家の近くの商店の軒先では、燕の雛が飛ぶことを覚えたようだ。さかんに囀りながら、巣の近くを飛び回り、餌をねだっていた。
一番子であろう。

★子つばめや重きひびきの電車着く   久保草洋
★燕の子巣立つやこぼれなき六羽    小鮒美江

自粛でストレスが溜まるのは半分以上は政府の対応に対する怒りと呆れが原因である。主張はあろうが、隣国とまともに付き合おうとしてこなかった付けが、感染の収束を遅くしている。
マスコミも政府の姿勢の監視役を果たすことをしなくなって久しい。
与党内の動きばかりを無批判に追う報道にはあまりに危険な匂いしかしない。

もともとマスコミの図々しさ、独りよがりは鼻持ちならなかったが、批判精神を失ったらマスコミの生きる道は権力へのすり寄りによる権威化しかない。

せめて自然の移り変わりに目を凝らしながら、何とか生きながらえている。


公園にサラリーマンの昼食風景

2020年05月08日 20時39分26秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 パソコンがないので読書タイムを充分に取りたいものの、なんとなく落ち着かずにボーッとしている。ボーッとしているのはパソコンのある無しに関わらず、いつものことかもしれないが、少なくとも気分的に緊張感があまり無い。
 午前中は市庁舎の写真撮影のため集合したが、手続きに時間がかかり、後日再度挑戦ということになった。
 横浜駅を遠まわりに迂回して広い公園で小休止。コンビニで購入したおにぎりと野菜ジュースの昼食。公園では久しぶりにサラリーマンがお弁当を広げて寛いでいる風景を見た。私の昼食も現役時代に戻ったようなもの。
 日当たりもよく気持ちよかった。


パソコンが部屋から消えた!

2020年05月08日 15時56分15秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 パソコンが部屋から消えた。
 業者がいったん持ち帰って分解して調べるとのこと。
 月曜までパソコン自体が我が家から消えることになった。
 妻からは「大事なおもちゃが消えてなくなったね」と笑われた。確かに「物体」の「ボリューム」以上になにか大きな「虚空間」が部屋に出現して、居座っているような気分である。暗黒星雲のように私の存在が吸い込まれていくようだ。
 こんなにもパソコン依存症・パソコン漬けだったのか、とあらためて実感。手持ち無沙汰、である。寂しさも湧いてきた。


十五夜&満月

2020年05月07日 23時45分06秒 | 天気と自然災害

本日は満月&十五夜である。ウオーキング中、雲に見え隠れする月を時々見上げていた。昼間と違って雲のほうが多い空であったが、月を楽しむにはちょうどいい雲であった。雲の高度、密度、色合い・・・。

明日は午前中は移転する旧横浜市庁舎の撮影、午後はパソコン修理をお願いした業者が来る。