京都という古都に生きる老夫婦。夫は神祇装束司という京都ならではの芸術性を感じる職業。コーヒーを飲むための水を毎日近くの神社に汲みに行くのを日常にしている。
ふたりとも京都弁が見事。現代に生きている人と思えないぐらい美しい言葉を使う。言葉と同じように二人の愛も強い。信じられないぐらいの絆である。
こういう愛し合っていてどちらかが欠けると生きていけそうもないと感じている夫婦も実際多いと聞く。うらやま . . . 本文を読む
子供たちの小学校生活のみずみずしいこと。時代設定からすると40年以上前だと思えるのだが、ほとんどの家が貧しかったことなどは日本の僕たちの子供時代に通じる何かがあり、思ったよりその映像に入り込んでしまった自分を感じた。
そうなんだ、子供時代ってこんなに自然で、フラットで、感受性が強く、女の子を気にしやすく繊細だし、けんか早く熱っぽいし、こんな子供生活をそれなりに苦労しながら生きていたんだなあ、と思い . . . 本文を読む