吸収合併されそうな貧乏村を故郷に持つある青年の心の雪解けまでのいい話だ。
こんな地味な話を演劇に上演くれるのがまずうれしいです。今の若い人たちがこんなに親を、兄弟をそして何よりふるさとと言うものに真摯に向き合っているその姿勢は素晴らしい。
久しぶりに劇場でジーンとなってしまった。映画では良くあることだが、演劇では珍しい。さすが下北沢のOFFOFFシアターだ。
この演劇を見てふるさとの親、兄弟、友人 . . . 本文を読む
クリスティーの原作が秀逸で、映像化していてもアガサの素晴らしさが露出している。何ら彼女の本を読んでいるのと変わらない気分。
と、まあ、俳優陣もまあまあなのだが、演出とか美術がいかにも地味。原作の雰囲気を大事にしたといえばそれまでだが、映画的にはもうちょっと華やかなものに出来るはずで、そこがちょっと惜しいかなとも思う。
でも、クリスティーを映画で十分味わえたと言うのはやはりたいしたもので、それはそれ . . . 本文を読む